ヘキサコアCPUやRyzenノートPCも選べる富士通「WEB MART」の春モデル

» 2019年02月12日 11時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は2月12日、個人向けPCの春モデルを発表した。同社直販の「WEB MART」では、4シリーズ7モデルが新たに用意され、店頭販売モデルのカスタマイズも行える。全モデルでMicrosoftのOfficeスイートの有無を選択可能だ。一部のモデルを除き、すでに受注が始まっている。

Ryzen Mobile搭載ノートPCも用意

 WEB MART専用モデルとしては、マイクロタワーケースを採用したデスクトップPC「ESPRIMO WD-G/D1」と「ESPRIMO WD2/D1」、15.6型ノートブックPC「LIFEBOOK WAB/D1」、10.1型タブレットPC「arrows Tab WQ2/D1」が用意される。

 CPUに6コア12スレッドで動作する第8世代Core(開発コード名:Coffee Lake)のCore i7-8700(3.2GHz、最大4.6GHz)を採用したESPRIMO WD-G/D1は、NVMe接続のSSDや最大32GBのメモリを搭載可能なデスクトップPCだ。新型のマイクロタワーケースを採用する他、グラフィックスカードにNVIDIAの最新GPUであるGeForce RTX 2080を搭載したカード長の短い“mini”タイプを備えるのが特徴だ。

 また、コーエーテクモゲームスのシミュレーションゲーム「信長の野望・大志 with パワーアップキット」の推奨モデルとなっている。受注開始は3月13日からの予定だ。

FMV 「信長の野望・大志 with パワーアップキット」の推奨モデル「ESPRIMO WD-G/D1」。(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved. ※画面は開発中のもの
FMV ESPRIMO WD-G/D1に採用される、NVIDIA GeForce RTX 2080を搭載したグラフィックスカード。3基のDisplayPortと1基のHDMI、USB Type-C端子が用意される

 ESPRIMO WD2/D1は、上位モデル(WD-G/D1)と同じCPUのCore i7-8700を筆頭に、2コア2スレッドのCeleron G4900(3.1GHz)までCPUを選べ、ストレージもSSDやHDDを選択できるなど豊富な選択肢が用意されたスリムデスクトップPCだ。

 グラフィックスカードもCPU内蔵からNVIDIAのGeForce GTX 1050 TiやQuadro 620搭載モデルも選べるなど、CG作成やCADといった法人用途から家庭向けまで対応が可能だ。

FMV スリムデスクトップPCの「ESPRIMO WD2/D1」

 ノートブックPCのWAB/D1は、CPUに4コア8スレッドで動くAMDのRyzen 7-2700U(2.2GHz、最大3.8GHz、GPUはRadeon RX Vega 10)か、4コア4スレッドのRyzen 3-2300U(2GHz、最大3.4GHz、GPUはRadeon Vega 6)を選べ、ライトな3Dゲームなども快適に動作するという。

 15.6型の液晶ディスプレイは、1920×1080ピクセルか1366×768ピクセルの画面解像度から、メモリは8GBか4GBからの選択となる。

 ノングレアで1920×1080ピクセル表示に対応した10.1型ディスプレイ搭載のタブレットWQ2/D1は、CPUが4コア4スレッドのCeleron N4100(1.1GHz、最大2.4GHz)か2コア2スレッドのCeleron N4000(1.1GHz、最大2.6GHz、開発コード名はいずれもGemini Lake)から選べるようになり、本モデルから6角形のスタイラスペンが標準で添付されるようになった。

 アウトドアでも利用が可能な防水(IPX5/7/8)や防じん(IP5X)、防滴(IPX2)といった設計や、3タイプのキーボードから選べるのは従来モデルを継承している。

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