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6コア12スレッドCPU搭載! 4K液晶やUHD BDドライブ内蔵にフルモデルチェンジした「VAIO S15」を試す(2/4 ページ)

» 2019年06月27日 05時30分 公開

6コア12スレッドの第8世代Coreプロセッサを採用

 CPUは、開発コード名「Coffee Lake-H」で知られるHシリーズの第8世代Coreプロセッサを採用している。BTOで6コア12スレッドのCore i7-8750H(2.2GHz〜4.1GHz)と4コア8スレッドのCore i5-8300H(2.3GHz〜4.0GHz)が選べる。

 モバイル向けの第8世代Coreプロセッサには、大きく分けて高性能ノートPC向けのHシリーズと、薄型軽量モバイルPC向けのUシリーズの2種類があるが、本製品が搭載するのは前者だ。据え置きタイプでもUプロセッサ採用モデルが多くなっているが、本機ではよりパフォーマンスに優れるHプロセッサを搭載する。

 また、第8世代以降は放熱設計や電力パラメータ−の設定などで同じCPUでも性能が変わるようになっているが、本製品では「Hシリーズの性能をフルに発揮させる」ことにこだわった放熱設計を採用している。

 グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel UHD Graphics 630を利用する。外部GPUを内蔵すると本体内に大きな熱源が増えるため、より高い放熱性能が要求される。本機では、スリムなフォームファクターでCPUの性能をフルに発揮させることを優先し、外部GPUの搭載は見送ったという。

 その代わり、Thunderbolt 3対応USB Type-Cを搭載しているので、より高いグラフィックス機能を求める場合には、Thunderbolt 3対応の外付けGPUボックスを利用するという手がある。同社でもそうした活用を想定して、GIGABYTEの「AORUS RTX 2070 Gaming Box(GV-N2070IXEB-8GC)」や「AORUS GTX 1080 Gaming Box(GV-N1080IXEB-8GD)」での動作を確認しており、この組み合わせでのデモも行っていた。同ボックスはNVIDIAのGeForce RTX 2070(8GB)やGeForce GTX 1080(8GB)といったグラフィックスカードを内蔵しており、本機単体では難しかった処理の重い3Dゲームも遊べるようになる。

VAIO S15 モバイル向けのUシリーズよりも高性能なHシリーズの第8世代Coreプロセッサを採用している。評価機は6コア12スレッドのCore i7-8750Hを搭載していた

最大32GBメモリを搭載、デュアルストレージも可能

 メモリはPC4-21300を採用し、最大32GBまで搭載可能だ。大容量のメモリが快適さに直結するクリエイティブ用途にも対応できるだろう。

 ストレージは、M.2 SSDと2.5インチHDD(1TB/512GB)のデュアルストレージ構成をサポート。M.2 SSDは、1TB/512GB/256GBのPCI Express(NVMe)対応のSSD(第3世代ハイスピードSSD)、256GB/128GBのSATA SSDが選べる。

 ただ、PCI Express SSDだと512GB以上はかなり割高(+6万円〜)で、512GBと256GBの差額が3万5000円もある。また、PCI Express SSDと2.5インチSSDの組み合わせが選べない点も少々残念だ。

 スリムなフォームファクターながら光学ドライブも内蔵でき、4K UHD対応のBlu-ray Discドライブ、DVDスーパーマルチドライブのどちらかを選択可能だ。

 なお、Blu-ray Discドライブで4K/HDRに対応したコンテンツを再生するには、DisplayPort 1.3以降とHDR10に対応した4KディスプレイをUSB Type-Cポートにつながなければならない。

 現行のUSB Type-C接続ができる液晶ディスプレイ製品の多くは、DisplayPort Alt ModeのDisplayPort 1.2(=HDR非対応)を利用しており、液晶ディスプレイ自体がHDR10対応であっても、有効なのはHDMI 2.0aやHDMI 2.0b、DisplayPort 1.4などでの接続の場合に限られるため、変換ケーブル/アダプター経由でThunderbolt 3に接続する必要がある。

VAIO S15 標準でPCI Express対応の第3世代ハイスピードSSDを採用する。評価機ではSamsungのPM981(MZVLB256HAHQ-00000)を搭載していた
VAIO S15 光学ドライブは右側面に用意されている

液晶ディスプレイは4KとフルHDが選択可能

 15.6型液晶ディスプレイは、4K(3840×2160ピクセル)とフルHD(1920×1080ピクセル)、HD(1366×768ピクセル)と3種類の表示解像度が選べる。いずれもアンチグレア仕様で、4KとフルHDについては、上下、左右ともに170度の広視野角パネルを採用している。

 4Kモデルの画素密度は、約282ppiと非常に高精細だ。高解像度の写真や映像はもちろん、Windows 10のデスクトップアイコンやテキストもクッキリと精細に表示される。

 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」を用いて計測したところ、輝度は266ニト、色温度7254K、色域はsRGB面積比で100.5%(カバー率92.1%)だった。

 見た目の印象も良く、ビジネスシーンはもちろん、趣味レベルならばクリエイティブ用途にも対応できる良好な液晶ディスプレイといえるだろう。アンチグレア仕様なので映り込みが少なく、照明がキツい場所でも視認性が良く使いやすい。

VAIO S15 15.6型液晶ディスプレイは3種類の表示解像度を選択可能で、評価機は4K(3840×2160ピクセル)モデルだった。高精細で視野角も広く、見やすい表示だ
VAIO S15 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」を用いて作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」で表示。黒の実線が本製品の色域で、点線で示したsRGBに対するカバー率92.1%、面積比100.5%だった

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