新登場の「GeForce RTX SUPER」シリーズでNaviへの迎撃態勢は万全か(2/4 ページ)

» 2019年07月03日 12時30分 公開
[石川ひさよしITmedia]

基本的には既存3製品の隙間にすっぽり収まる新GPU

 アーキテクチャに変更がないことから、ここでは3DMarkで各GPUのポジショニングを確認し、いくつかのゲームベンチマークでスコアやフレームレートを把握するにとどめる。

 また、検証環境はこれまに引き続いてCore i9-9900K+Intel Z390搭載マザーボードを用いるが、OSをWindows 10の最新版「May 2019 Update」に切り替えた。これに伴っていくつかのベンチマークで問題が生じているが、無事完走したものをピックアップして紹介していこう。比較対象はGeForce RTX 2080、同2070、同2060で、SUPERの2製品を加えた5製品を比較する。

検証環境
CPU Intel Core i9-9900K
マザーボード GIGABYTE Z390 AORUS ELITE(Intel Z390)
メモリ Kingston HyperX Predator DDR4 RGB HX429C15PB3AK4/32(DDR4-2666使用)8GB×2
グラフィックスカード RTX 2080(リファレンス)、RTX 2070 SUPER(リファレンス)、RTX 2070(ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER AMP Extreme)、RTX 2060 SUPER(リファレンス)、RTX 2060(リファレンス)
SSD Intel Optana SSD 800p SSDPEK1W120GA01(Optane NVMe 118GB)+WesternDigital WD Black NVMe SSD WDS100T2X0C SSD1TB(3D TLC NVMe 1TB)
電源 Corsair HX1000i(80PLUS Platinum 1000W)
OS Windows 10 Pro 64bit(1903)

 まずは3DMarkからだ。Fire Strikeより負荷の高いテストに絞って計測したが、RTX 2080とRTX 2070の間にRTX 2070 SUPERが、RTX 2070とRTX 2060の間にRTX 2060 SUPERが、等間隔ですっぽりと収まる結果だ。あえていえばRTX 2060だけスコア差が他よりも大きい。ただ基本的にSUPERの2製品は、それぞれのラインアップの間を埋める中間モデルといえる。

GeForce RTX SUPER 3DMarkのスコア

 リアルタイムレイトレーシングとDLSSというRTX 20シリーズの2つの機能についても見てみよう。Port Royalは、RTX 2060のみ落ち込みが大きい。新たに追加されたRTX 2060 SUPERはRTX 2070(OC)と比べても同じ比率で低下しているようだ。NVIDIA DLSS Feature TestもやはりRTX 2060のみ他よりも劣る。この3カードはどれもTU106なので、やはりRTX 2060のみ何かボトルネックを抱えていると考えるのが順当だろう。

GeForce RTX SUPER Port Royalのスコア
GeForce RTX SUPER NVIDIA DLSS Feature Testのスコア

 まず、NVIDIA DLSS Feature Testの3840×2160ピクセルでRTX 2060が1桁スコアになってしまうのは、明らかにメモリ容量の不足が考えられる。ただし、1920×1080ピクセルなどメモリが足りていると考えられるシーンでも低いスコアとなり、他と比べてRTX 2060のみが劣るスペックとなるとメモリバス幅と、それによるメモリ帯域幅の制限が考えられるだろう。

 後のテストでも、リアルタイムレイトレーシングとDLSSに関わる項目では、3DMarkのFeature Testと同様の傾向が見られた。この点、RTX 2060とRTX 2060 SUPERには明確な違いがあるので、こうしたRTX 20シリーズの新機能をお試しではなくしっかりと使いたいならば、RTX 2060 SUPER以上を選ぶのがよいのではないだろうか。

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