ロジクールは7月18日、Web会議/ビデオ会議向けタッチパネル端末にカメラやスピーカーなどをセットにしたビデオ会議ソリューション「Tap ルームソリューション」を発表した。
Microsoft、Zoom、Googleの3社が提供するWeb会議/ビデオ会議ソフトウェアに最適化したタッチパネル端末「ロジクール Tapタッチコントローラ」を軸に据えたパッケージで、同社製のカメラとスピーカー、マイクに加え、ケーブルや各アプリケーションをプリインストールしたミニPC(Intel NUCかChromebox)をセットで提供。導入コストを抑えつつ手軽にWeb/ビデオ会議システムを実施できるとしている。保証期間は2年間だ。
提供開始時期はGoogle Hangouts Meet用が8月下旬、Microsoft Teams Rooms用とZoom Rooms用が9月下旬の見込み。価格は後日発表の予定だ。
同日行われた発表会では、同社代表取締役社長 笠原健司氏が「世の中の会議室で、ビデオ会議システムが入っているのはわずか5%しかなく、残りの95%はブルーオーシャンだと考えている。実際、当社はワールドワイドで過去4年間の年平均成長率は43%と大きく、日本市場に限っても高い成長率を記録している。そこに向けた最適なソリューションを今回発表した」と自信を見せた。
米テキサスのオースティンからビデオ会議で参加した、Logitech International シニアディレクターのサイモン ダッドリー(Simon Dudley)氏は「とにかく使いやすさにこだわって開発を進めた。会議室で資料の共有やリモコン操作に悩まされず、デバイスを選ばずにボタンを押すだけで会議に参加できるのが特徴だ」と新製品をアピールした。
一方、MicrosoftやZoom、Googleとグローバルで戦略パートナーシップを結び、クラウドベースのビデオソリューションごとに、また会議室の大きさに応じてTap ルームソリューションが提供される。
各パッケージは同社製のカメラやTap タッチスクリーンコントローラに加え、Microsoft Teams Rooms用とZoom Rooms用にはIntel製のNUC(NUC8i5BEH1)が、Google Hangouts Meet用にはChromebox(CTL Chromebox CBx1)が付属している。これらのパッケージを買ってアカウントを設定するだけで、各プラットフォームでビデオ会議を始められる手軽さがポイントだ。
同社では、この手軽さと分かりやすさを武器に、Web/ビデオ会議の分野で存在感を高めていきたいとしている。
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