GeForce RTX 2080 SUPERをテスト 「脱フルHD」を目指すゲーマーにはお勧めライバルの登場が待たれる!?(3/3 ページ)

» 2019年07月24日 13時50分 公開
[石川ひさよしITmedia]
前のページへ 1|2|3       

 消費電力は、負荷をかけた3つのシチュエーションとも、GeForce RTX 2080 SUPERが最も高く、次に高いRTX 2080に対しても最大で30W近く上昇している。特にFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク時は430Wに達しているので、最低でも650W級、Core i9-9900KやRyzen 9 3900Xなどを組み合わせるなら750〜850W級の電源ユニットを用意したい。

RTX 2080 SUPER 消費電力のグラフ

真のTU104!? 10万円以下で最高性能を目指すなら

 今回、GeForce RTX 2080 Tiの検証を添えていないため、TU104以下での比較になった。この点が悔やまれるがGeForce RTX 2080 SUPERの性能向上は想像通りだった。むしろ、SM数が微増だった点からすれば期待以上かもしれない。一方で、GPUクロックが大幅に向上しメモリクロックも引き上げられてしまったため、マニュアルOCのオーバーヘッドがどのくらい残っているのかが気になるところだ。

 現状、GeForce RTX 2080 SUPERの店頭価格は概ね10万円前後だ。NVIDIAによれば699ドル帯とのことだが、オリジナルデザインカードの店頭価格はかなり高価になってしまっている印象だ。

 ちなみに、希望小売価格(MSRP)で200ドル安いRTX 2070 SUPERは現在6〜8万円、300ドル高いRTX 2080 Tiは最安値が13万円前後。RTX 2070 SUPERの高いラインとRTX 2080 Tiの安いラインで比べれば妥当だろうか。もう1つ加えれば、RTX 2080(MSRP 699ドル)の発売当初が13万円前後だった。GeForce RTX 2080 SUPERの場合、強力な競合があるということもないため、ことさら良心的な価格に見える。一方、GeForce RTX 2080(SUPERの登場により終息予定)のように、RTX 2080 SUPERの登場でもしかしたら価格的に魅力を増すものもあるかもしれない。

 性能では、多くのゲームを2560×1440ピクセルで、かなり高画質の設定としても楽しめるだけのものはあり、ハイエンドゲーミングPCを目指す方にとっても10万円という予算枠は妥当なところといえるかもしれない。1920×1080ピクセル以上の高解像度の液晶ディスプレイが増えてきた今、「脱フルHD」を目指すゲーマーにはお勧めできるのではないだろうか。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー