最後に、評価機のベンチマークテストの結果を見ていこう。冒頭で述べたように、搭載するCPUはCeleron N4100、メモリは8GB、ストレージはeMMC 128GBという構成なので、スコアの値はこれまで紹介した超小型PCと比べてやや低めだ。しかし、超小型PCというカテゴリーにおいて、処理能力は評価項目として優先度はさほど高くなく、一般的なビジネス用途なら問題ないレベルにある。
バッテリー駆動時間は、BBench 1.0.1の測定で6時間57分12秒という結果だった。日帰りの行動なら充電を意識することはないだろうが、泊りがけなら標準付属のACアダプターを携行するのが望ましい。
ちなみに、付属のACアダプターはUSB PD対応で出力は12V2Aになる。5V出力にしか対応しないモバイルバッテリーでは充電できないので注意したい。
MiniBookは8型ディスプレイを搭載したことでキーボードのサイズに余裕ができ、一部のキーを除くとキー入力の効率は大きく改善した。ボディーサイズは大きくなったものの、設置場所の条件としては7型ディスプレイ搭載の超小型PCと変わらない。キーボードの使い勝手を重視し、かつ、どこでも置ける超小型PCを捜しているなら、MiniBookは有力な選択肢だ。
何よりIndiegogoの価格は4万5569円と安価で、Core m3登載の上位モデルでも5万6232円で済む。コストパフォーマンスに優れたモデルを投入し続けるCHUWIだけに、今後のモデルにも注目していきたい。なお、2560×1600ピクセル表示に対応した8.4型液晶ディスプレイ搭載のOneMix3については、機会を改めて取り上げる予定だ。
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