ドスパラ札幌店がリニューアル、本格的なeスポーツの拠点を体験してきたPCもゲームもデバイスも試せて買える(2/3 ページ)

» 2019年08月08日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

ゲームに疲れたらドクターエアの健康器具に癒してもらえる

 ゲームプレイに疲れたら、プレイエリア入り口付近に用意してあるドクターエアのリラクゼーショングッズも試せる。眼精疲労には「3DアイマジックS」、長時間同じ姿勢を続けると起こりやすい腰痛や肩こりには「ボディクッション」と「3Dネックマッサージャー」という具合に、疲れを取りたい箇所に応じたグッズをブース内にて無料で使えるのだ。

ドスパラ札幌店 コラボレーションしたドクターエアのコンディショニングツールが並ぶリラクゼーショングッズコーナー
ドスパラ札幌店 リラクゼーショングッズの1つ、「3Dネックマッサージャー」の使い方を説明する小林さん。輪っかに腕を通せば、マッサージをしながらゲームをしたり、ほかの用事をしたりすることができる

 元々フィジカルスポーツのアスリート向けにコンディショニングツールを提供してきたドクターエアだが、眼精疲労や肩こり、腰痛、けんしょう炎といった症状を訴えるeスポーツプレイヤーも多いことから、「ケアに役立てていただけるのではないかと着目していた」とドクターエアを取り扱っているドリームファクトリー PR担当 青木理紗さんは語る。

ドスパラ札幌店 eスポーツプレイヤーが違和感なく使えるようデザインされた「3DアイマジックS」を手にする青木さん

 「眼精疲労の部分では、既存の3Dアイマジックとの相性が良いので、eスポーツ寄りにスタイリッシュなデザインでリニューアルしました。以前のタイプだと“癒やし”を前面に押し出したデザインでしたが、新バージョンであればeスポーツプレイヤーにも違和感なく使ってもらえるはずです。温熱/バイブ/加圧など従来の機能を備えている他、眼科医による監修を受け、温め時の温度を高めにしたり、アイホール部分を空けて眼球を圧迫しないように配慮したりしました。装着したまま、視界を保てるというメリットもあります」(青木さん)

 なお、ドクターエアのリラクゼーショングッズは店内で在庫を持たないため、リラクゼーショングッズレンタルコーナーに備え付けのバーコードを読み取って、リンク先で購入可能だ。

「eスポーツを文化として認知してもらえるよう発展させていきたい」

 ところで、eスポーツとPCゲーム、あるいはオンラインゲームとの違いは一体どこにあるのだろうか。

 佐久間さんは「RPGなどではストーリーを追って、何日もかけてゴールを目指す、あるいはゴールのないものもありますが、一試合ごとに勝ち負けが決まるのがeスポーツです」と説明する。

 「陣取り、銃撃戦、格闘ゲームなどはもちろん、電子的な媒体でゲームをし、それが勝敗を決するのであれば、マインドスポーツと呼ばれるチェスや将棋もeスポーツに入ると個人的には考えています」とのこと。

 サードウェーブでは、以前から毎日新聞社と共同で、高校生を対象にしたeスポーツ選手権大会を開くなど、eスポーツの発展に力を注いできた。それは同社代表取締役社長の尾崎健介さんが「eスポーツを文化と呼ばれるレベルにまで押し上げたい」という強い思いがあるからだという。

 「eスポーツというゲームは『勉強の敵』とみなされがちです。でも、eスポーツはチーム戦なので、戦略を考えたり、協調性が身についたりするといった、生活に役立つものを身につけられます。集中力を高めるために体を鍛えたり、メンタルトレーニングを行ったりするプロプレイヤーもいて、多くの人が抱いているPCゲームとは違う側面を持っています」(佐久間さん)

 そのメリットについては「学生であれば、eスポーツをトリガーとしてプログラミングに興味を持ったり、マーケティングの勉強を始めたり、世界中の人とチームを組むことから他言語を身に着けたりするなど、将来の仕事、キャリアアップにつながりますし、社会人であっても、新しい事業展開へとつなげていくことができます」と断言。いわば、仕事にも勉強にも役立つというのだ。

 佐久間さんは「帰宅後に練習していても、家族から叱られるどころか『熱心だ』と褒められる野球やサッカーなどと同じように、情熱を傾けるべきものとみなしてもらえるほどeスポーツを発展させ、文化としての認知を高められればうれしいですね」と期待を膨らませる。

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