最後にパフォーマンスを検証しておこう。
CPU性能に関しては、CINEBENCH R20を用いた。マルチスレッドのCPUスコアは8コア16スレッドとあってノートPCではかなり高い3196ptsだ。シングルスレッドのCPU(Single Core)は489ptsと、こちらもターボブースト時の最大クロックが5GHzと高いので優秀なスコアが出ている。
モバイル向けCPUで最上位のモデルを採用しているため、その枠内ではトップクラスの性能と言ってよいだろう。RAW現像や映像のエンコードなど、幅広いクリエイティブワークで活躍してくれる。
続いては、3DMarkによるGPU性能だ。NVIDIA Optimusに対応しているので、3DアプリケーションではGeForce RTX 2060を利用する。Fire Strikeでは13650ポイント、Time Spyでは5887ポイントだった。3Dゲームでいえば、DirectX 11を中心に解像度はフルHDあたりがちょうどよい。パネル自体は4Kだが、4K解像度でプレイできるのはかなり軽量なタイトルになる。また、RTX 20シリーズなのでPort Royalも動作するが、2963ポイントだった。
アプリケーション性能を見るPCMark 10 Extendedテストでは、Essentialsシナリオが9077ポイント、Productivityシナリオが7190ポイント、Digital Content Creationシナリオが6697ポイント、Gamingシナリオが10827ポイント、Overallが6469ポイントだった。十分なスペックだけあってどのシナリオも高スコアだ。クリエイティブ向けだが万能型で、どんな用途でも大丈夫だろう。
次のページではゲームタイトルによるベンチマークテストを見ていく。
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