日本で売れ筋の15.6型ノートPCは、とかく厚みがあってやぼったいといった印象を受けるが、ZenBook 15は見た目の良さだけでなく狭額縁化によるボディーサイズの小型化、Windows Hello対応の顔認証用赤外線カメラの内蔵といったトレンドをしっかりと押さえている。
さらに、Screen Pad 2.0の新機軸も磨きをかけている。独自ユーティリティーの「MyAsus」では、本製品に関するドライバのアップデートだけでなく、Windows Updateを適用したり、システム診断を受けたり、オンラインのチャットサポートや修理状況なども確認できる。
冷却ファンの動作モードも、自動とサイレント(ピーク時のファンノイズが約40%抑えられる)の2種類から、最大100%まで充電するフルキャパシティ、最大80%まで充電するバランス、最大60%まで充電するマックスライフと3種類の充電モードの切り替えも用意されている。
4K表示をサポートし高性能なパーツで固めた従来のZenBook Pro 15のような目を見張るスペックこそ持たないものの、ベンチマークテストの結果からも分かるように、ビジネス用途もゲーム用途も実用十分な処理性能を備えている。
価格も税別22万2500円と、ZenBook Pro 15から4割近くも下がっており、Windows 10時代の新たなスタンダードノートPCとして、ASUSなりの提案が詰まった魅力ある1台に仕上がっている。
Windows 7の延長サポート終了、消費税増税を控えるといった環境の中で、PCの買い替えや新調を検討している人こそ、店頭で実機に触れてほしいモデルと言えるだろう。
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ASUSが狭額縁の“モダンPC”を投入するわけCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.