最後に、ベンチマークテストの結果を見ていこう。評価機のスペックは、CPUがCore i7-9750H、メモリが8GB、グラフィックス機能がNVIDIA GeForce RTX 2070(8GB)、データストレージが256GB SSD(Serial ATA 6GB/s)、OSがWindows 10 Pro(1903)という内容だ。
前述したように、本製品はボタン1つでCPUパフォーマンスを引き上げる「ゲームモード」が利用できるので、テストは基本的にこのゲーミングモードで行っている。
ゲームモードの効果は、前述したCINEBENCH R15だけでなく、CINEBENCH R20でもはっきり現れている。後者はCPUに対して非常に高い負荷を長くかけるテストであり、ここでの良好な結果は、冷却性能にも不安がないことを示している。
一方、3D描画系のテストのスコアはGeForce RTX 2070(8GB)搭載機として水準以上のスコアは出ているが、特に目立って優秀というほどではない。GPUの比重が大きいこともあるが、今回の評価機のメモリが8GBでシングルチャンネルであることも影響していると思われる。
放熱性能も優秀で、ベンチマークテストで高負荷をかけても手がよく触れるパームレストにはクールな状態が保たれていた。ゲームモード有効時の動作音も同クラスのスペックを持つゲーミングノートPCよりもやや低い水準にある。ボディーが大柄な分、15型クラスのゲーミングノートPCよりも放熱設計には余裕があるのだろう。
NEXTGEAR-NOTE i7941シリーズは、これまでのゲーミングノートPCではあまり重視されてこなかった表示デバイスや入力デバイスを含めたプレイフィールにまでこだわった本格派のゲーミングノートPCだ。こうした要素が重要なeスポーツ系タイトルを中心にプレイするならば要注目の存在だ。
合わせて紹介したゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセットの使い勝手も良好。これまで汎用のマウスやヘッドフォンなどを使っていた方のステップアップとして最適だろう。NEXTGEAR-NOTE i7941シリーズと合わせて導入すれば、eスポーツ向けの環境が一通りそろう。これからeスポーツを始めたい方、汎用PCからのステップアップにお勧めのセットといえる。
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