プロナビ

生まれ変わった「Surface Pro 7」、テキスト入力ツールとしての実力は?新型2in1モデルをチェック(4/4 ページ)

» 2019年11月12日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

性能は文句なしだが設置性の改善も望みたい

 以上のように性能面は文句のつけようがなく、Windowsで慣れたエディタがそのまま使えることもあり、テキスト入力ツールとしては(特にWindowsユーザーには)極めて優秀な本製品だが、実際に使っていて、うーむちょっとこれは、という問題が1つある。それは設置時の安定感にまつわる問題だ。

 本製品は、デスク上に置いた際、タイプカバーの先端および付け根、さらにキックスタンドの3カ所が接地する。前者2つは、タイプカバーの素材がデスクに触れるわけだが、いずれも滑り止め加工は施されていない。またキックスタンドも、硬質な素材そのままで、ゴム足などはない。

 平らなデスク上で使っている場合は、一定の重量があるせいで、このままでも特に問題はないのだが、最近たまに見かける、膝の上でノートPCを使うための裏面クッション付きテーブルの上に置くと、傾斜があるせいで滑ってしまい、落ち着いてキーを入力できない状態に陥る。

 また、膝の上に直接置いた場合、姿勢を変えた拍子に本体がスタンドごと後ろに傾き、つられてキーボードが引っ張られてパタンと倒れることがある。底面で支えるノートPCや、iPadのSmart Keyboardだと、傾いても画面の角度が保持されるので、こういった問題は起こらない。

Surface Pro 7 本体を裏返し、下方向から見た状態。タイプカバーの先端(写真左)、付け根(写真中央)、キックスタンド(写真右端)の3カ所がデスクに接地するが、いずれも滑り止め加工はない
Surface Pro 7 本製品のタイプカバー(左)と、11型iPad Pro用のSmart Keyboard(右)。本体サイズに差がある分は差し引くとして、本製品はタッチパッドを備える関係で奥行きがあることが分かる

 本製品はキーボード手前にタッチパッドを備えるため奥行きを取る他、背面もキックスタンド分のスペースが必要になる関係で、フットプリントはかなり大きい。具体的には、最低でも25cm、できれば30cmほどの奥行きが必要になる。

 そこに上記のような滑りやすさや倒れやすさの問題が加わるので、実際にはかなり置き場所を選ぶ。テキスト入力ツールとしての使い勝手だけで言えば、iPad+Smart Keyboardに圧勝していておかしくないのが、この件がネックになっている印象は少なからずある。

 キックスタンドやタイプカバーは本製品を象徴する特徴でもあり、これ自体をなくすようなことは考えにくいだろうが、USB Type-Cの搭載、Wi-Fi 6対応など本体側が一定の進化を見た今、さらに設置性を向上させた、キックスタンドやタイプカバーの進化形も次期モデルでは見てみたいものだ。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. ソニーが「Blu-ray Discレコーダー」の出荷と開発を終了 代替の録画手段はある? (2026年02月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年