若いビジネスパーソンが主なターゲットである「ThinkBook」シリーズには、新たに「ThinkBook Plus」を追加した。
最大の特徴は、天板部分に10.8型のE Ink製電子ペーパーディスプレイを搭載していること。ワイヤレス充電にも対応したことを含めて、これまでにない要素を盛り込んだモデルとなっている。
電子ペーパーには、通知を表示したりペンでメモを書き込んだりできる。「ノートPCの画面を閉じた状態でも使える」という新たな利用スタイルを提案する格好だ。
他人に見られる恐れがあるため、ノートPCを開いた状態では電子ペーパーには壁紙などが表示される。
ワイヤレス充電は、energysquareの技術を採用した。専用の充電台にThinkBook Plusを置くだけで充電が始まり、ACアダプター利用時に匹敵する充電速度だという。指で充電台に触れても全く問題がないなど、安全面にも配慮した技術としている。
Lenovoのコンシューマー向けプレミアムPC「Yogaシリーズ」からは、5G(第5世代移動通信システム)対応ノートPC「Yoga 5G」などが展示された。
他社の5G対応PCが「Intel製CPU+Qualcomm製5Gモデム」の組み合わせが多いのに対し、Yoga 5Gは「Qualcomm製プロセッサ(Snapdragon 8cx)+Qualcomm製5Gモデム」(Snapdragon 8cx 5G Compute Platform)を採用した点が特徴だ。
Yoga 5Gは実機が展示されたものの、自由に触って試せる状態ではなかった。本体側面には「機内モード」スイッチを搭載している。
クリエイター向けの新しい製品ライン「Creator」シリーズでは、「Yoga Creator 7」や「IdeaPad Creator 5」が発表された。最新の第10世代CoreプロセッサやNVIDIAのGeForce GTXを搭載し、プロ向けソフトウェアのISV認証を受けるなど、クリエイター用途に特化したモデルとなっている。
他にもレノボブース内には、米国市場への再進出を発表したNECパーソナルコンピュータによる「LAVIE」シリーズのPCが並んだ。詳細は追ってレポートする。
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