製品デザインを担当した、同社デザインセンター プロダクトデザイン部 デザイナーの上原菜月氏が、新しく用意されたカラー天板のデザインコンセプトについて紹介した。
Let's noteのデザインは「いきいきと働く姿の実現」を目指した「WORKGENIC」と「美しく意味あるカタチの追求」を目指した「Functional Beauty」をコンセプトとしている。Functional Beautyを体現したものとしてLet's noteに実装しているのが、100kg加圧に耐えるストライプボンネットであり、キー入力時の指の引っ掛かりを減らすリーフ型キーボードであり、回転運動でスムーズなスクロール操作を可能にする円形ホイールパッドになる。
その上で上原氏は、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けたオリジナルデザイン天板では、「ビジネスモバイルと伝統美の融合」をコンセプトに挙げ、日本の伝統美を世界に発信することを目的としていると説明した。
そのコンセプトに基づいて、今回は6種類の天板を用意している。そのうち「八重麻」(ヤエアサ)、「彩墨」(サイボク)、「薄月」(ウスヅキ)、「和傘」(ワガサ)、「千切り絵」(チギリエ)は日本の伝統美がモチーフだ。八重麻では、文様を表現した組子と麻の葉、桜の花びらを組み合わせ、薄月では大和絵の装飾技法である「すやり霞」を取り入れている。また、「閃光」(センコウ)では、大会エンブレムを構成する45個の四角形で花火を表現した。
会場には、2人のオリンピック出場選手が招かれた。
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