骨伝導イヤフォンやスポーツウォッチ、ダイブコンピュータなどを手掛けるフィンランドのSuunto(スント)が、オープンイヤー型の空気伝導式イヤフォン「Suunto Spark」を5月8日に日本で発売した。価格は2万9700円で、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、オレンジだ。
Suuntoは「液体封入式コンパス」の開発をきっかけとして1936年に創業した老舗だ。同社は骨伝導技術を用いたイヤフォン「Suunto Wing」や「Suunto Sonic」を展開してきたが、ついに“耳をふさがない”オープンイヤー型イヤフォンのSuunto Sparkを投入する。
耳をふさがないイヤフォンは市場で人気を集めつつあり、既に多くの製品が各社から登場している。Suunto Sparkの特徴は、骨伝導イヤフォンなどで培ったオーディオ技術を継承しつつ、マルチドライバーによる音質の向上と、イヤフォン単体で首の疲労や姿勢の乱れ、ランニングのパフォーマンスを計測できる独自の「ランニング・センサー機能」を搭載している点だ。
短い期間だが実機を試す機会があったので、ファーストインプレッションをお届けする。
まずは基本的なところをチェックしよう。Suunto Sparkの充電ケースや本体デザインは一般的なオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤフォンと変わらない。肌触りの良いソフトタッチの素材で覆われており、北欧ブランドらしいミニマルで洗練された印象を与える。
本体は片耳約9gの軽量設計で、実際に装着してみると耳への負担がほとんど感じられない。同社がメモリーチタニウムループと呼ぶ機構と独自のフック形状、そしてシリコンによって、耳へのフィット感は良好だ。激しく頭を動かしても外れてしまうことはなかった。
本体はIP55等級の防水/防塵(じん)性能を持っており、雨天時のランニングや、大量の汗を伴うトレーニングなどにも耐えられる。
充電ケースにはUSB Type-Cポートが備わっており、急速充電にも対応している。充電時間は公称値でイヤフォン本体が60分以下、充電ケースは100分以下だ。ワイヤレス充電には対応していない。音楽再生は公称値で連続7時間、充電ケースと併用することで最大36時間となる。
上記スペックは市場で人気の他社製品に劣ることはなく、必要十分だ。購入検討の足かせになることはない。
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