高級ゲーミングチェア「noblechairs EPIC」を試すこれはいいものだ(2/3 ページ)

» 2020年01月24日 12時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

組み立ては慎重かつ確実に行いたい

 実際の組み立て作業だが、パーツを確認しつつていねいに組み上げていたため、作業時間が30分ほどがかかった。特に大きく注意する点はないが、背もたれと座面をネジで固定する部分を覆う「背もたれ用サイドカバー」は左右それぞれはめるパーツが指定されており、気をつける必要がある。組み立てには順序があるため、時間はかかってもいいので、慎重かつ確実に組み上げたい。

noblechairs EPIC EPICの座面。ロゴ回りは本体色のピンク。ステッチもピンクだ
noblechairs EPIC 背面。こちらもステッチがピンクになっている
noblechairs EPIC こちらは脚の部分。しっかりと荷重を支えるように頑丈な作りとなっている
noblechairs EPIC 座面ブラケット
noblechairs EPIC その他のパーツ類
noblechairs EPIC 頭を支えるネックピロー(左)と、腰などの支えに使うランバーサポート(右)
noblechairs EPIC 六角レンチも付属する。長い方の先端がプラスドライバーになっている

固すぎず柔らかすぎず、座って実に気持ちいい

 EPICを組み上げたので早速座ってみる。座面と背もたれ内部には「高密度モールドウレタン」が使われており、指で押した感触は若干固めなものの、実際に座ってみるとその反発具合がちょうどいい。

 背もたれに寄りかかると、肩甲骨あたりを包み込む感じが、これもまた何とも心地いい。表面と背面に使われている素材は合成皮革の「ポリウレタン樹脂性レザー」(以下、PUレザー)だが、手触りもよく、座っていて気持ちいい。ちなみにEPICの耐荷重は120kgなので、たいていの人ならば大丈夫だろう。

 座面幅は35cmで、その外側にある余白部分は最大56cmと少し大きめだ。これだけの幅があるため、大きな体格の人でもしっかりと座れる。座面高は46cm〜52cmに調節できる。筆者は身長170cmだが、座面を一番低くして座ると足がふわっと床に付く状態で、一番高く設定すると足が中ぶらりん状態になる。ここはもう少し低くてもいいのではないかと思った。身長の低い人が使う場合は、座面が少し高く感じるかもしれない。

noblechairs EPIC EPICに座ったところ。体をしっかりとホールドしているのが、お分かりいただけると思う。ちなみに、筆者宅のスペースの関係上屋外で撮影しているが、EPICはもちろん屋内仕様だ

 PUレザーは1.5mm厚ある。一般的なソファーやオフィスチェアでは、0.8〜1.2mmの素材が使われているが、それよりも厚いためしわが寄りにくいとのことだ。また、表面には直径1mmの穴が5mm間隔で開けられており、熱を逃がすことで蒸れにくい。今は寒い時期なのでそれほど蒸れを感じないが、汗をかく夏には効果がありそうだ。

noblechairs EPIC 座面右にロゴが配置されている他、ステッチもピンクだ
noblechairs EPIC 5mm間隔でパンチング加工が施されている

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