外観上の特徴として、背面に段差があることが挙げられる。ポートやボタン類が配置された本体下部は厚みがあるが、上部は極薄で、公称値は5.1mm、実測だとわずか約4.7mmしかない。この「上部が薄く、下部が厚い」という構造もあってか、本体の安定性は高い印象だ。
カバーを兼ねたスタンドはマグネットで吸着しており、利用時はカバーめくってスタンドへと変形させる。このあたりの仕様は、ライバル製品とほぼ同じだ。角度調節は2段階のみと少ないが、実際に使っていて不自由に感じることはなく、マグネットの吸着力も強い。
重量は約0.9kgとされているが、これは本体のみの重量で、カバーを取り付けた場合は実測で約1.28kgと、1kgの大台を余裕で超えてしまう。1.5kgを超えることもある同等の製品よりははるかにマシだが、軽量と呼ぶにはやや無理がある。同社だけでの問題ではないが、メーカー公式の重量表記にはカバーを含まないことが大半なので気をつけたいところだ。
それでは、PCに接続して使ってみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.