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テレワークを少しでも快適に! ノートPCにサブディスプレイを付けてみよう(2/3 ページ)

» 2020年04月14日 12時00分 公開
[井上晃ITmedia]

必要なケーブルを用意しよう

 サブディスプレイを接続する場合、ノートPCとつなぐための使うケーブルも用意する必要がある。こちらはさまざまな規格があるため、今回は基本的な部分だけを紹介する。

 映像の入出力に使う端子は、主に「アナログRGB(VGA、D-Sub)」「DVI」「HDMI」「DisplayPort」「USB Type-C」の5種類がある。最近のノートPCでは、HDMIかUSB Type-C(あるいは両方)を映像出力端子としているものが多い

 HDMI出力端子を備えるノートPCなら、HDMI入力端子を備える外付けディスプレイやTVと直結できる。家電量販店などでHDMIケーブルを調達してくればすぐに接続できる。

HDMI出力 HDMI出力端子を備えるノートPCなら、HDMI入力端子を備える外付けディスプレイやTVに直結できる

 USB Type-C端子は、さまざまな入出力端子を兼ねていることが多い。映像出力に対応しているUSB Type-C端子は、スペック表では「映像出力対応」「DisplayPort Alternate(Alt) Mode対応」といった表記がなされる。全てのUSB Type-C端子が映像出力機能を備えている訳ではないので注意したい。なお、USB Type-C端子が「Thunderbolt 3端子」を兼ねている場合は、ほぼ例外なく映像出力に対応している。

 外付けディスプレイがDisplayPort Alternate Modeに対応したUSB Type-C端子を備えている場合は、「映像伝送対応」をうたうUSB Type-Cケーブルで直結できる。そうでない場合は、外付けディスプレイ側の映像入力端子に合った変換アダプターまたは変換ケーブルを用意しよう。

Thunderbolt 3端子 USB Type-C端子が映像出力に対応しているかどうかはモデル次第。Thunderbolt 3の機能を備えるものは、ほぼ例外なく映像出力機能を備えている(雷状のアイコンがThunderbolt 3対応を示しているが、MacBookシリーズのようにアイコンを備えないものもある)

 筆者は普段「MacBook Pro」を使っているが、映像出力はThunderbolt 3(USB Type-C)端子から行うことになる。一方で、先述のASUS VS229Hの映像入力はHDMI、DVI-D、アナログRGBの3系統を備える。入力と出力で端子が異なるため、変換が必要となる。

 そこで今回は、Amazon.co.jpで手頃な価格の変換ケーブルを購入して接続することにした。価格は2000円弱だ。Thunderbolt 3で接続する場合、最大で5K(5120×2880ピクセル)/60Hzの映像伝送に対応しているが、今回のケーブルは4K/60Hzまでの伝送に対応する。接続する相手に合わせたスペックのケーブルやアダプターを使うと、余計な出費を抑えられる。

デュアルディスプレイに MacBook ProとASUS VS229Hでデュアルディスプレイ環境を構築した図

 映像出力端子を備えないノートPCもごくまれにある。そのような場合でも、USB端子に接続する「USBグラフィックスアダプター」を使えば映像を出力できる場合がある。ただし、別途デバイスドライバーを導入しなければならないことが多いので、注意しよう。

USBグラフィックスアダプター 映像出力端子を備えないノートPCでも、USBグラフィックスアダプターを使えば映像を外部出力できる。ただし、デバイスドライバーを別途導入する必要がある

ディスプレイの配置を考えよう

 外付けディスプレイとケーブルがそろったら、デスクに配置していこう。

 ノートPCでディスプレイを拡張するときのコツは、利用者の軸に合わせて、なるべく左右対称に展開することだ。筆者の経験上、左右のどちらかに表示が偏ると、左右のゆがみが生じ、不快感を覚えることが多い。なるべく均等な表示を心がけると、心理的にもゆとりを持てる。

 なお、2台以上の外付けディスプレイを接続したい、という場合はノートPCの仕様によって可否が分かれるので、事前に確認しておきたい。

 ノートPCと外付けディスプレイの配置の例を幾つか示すので、外付けディスプレイの台数に合わせて、自分にピッタリそうなものを試してみてほしい。

上下の図 ノートPCを手前に、ディスプレイを奥に配置するスタイル。机の奥行きが必要になるが、視線と作業の流れは自然になるので、筆者は好んで使っている
左右の図 ノートPCを中心に、左右どちらかにモニターを増設するスタイル。画面サイズの違いがあると偏りが生じてしまうのだが、iPadを一枚だけ使うような場合にはこれが現実的だろう
トリプルディスプレイの図 ノートPCを手前に、2枚のディスプレイを奥で「ハの字」に並べるスタイル。左側は、手持ちのTVを活用しているが、スタンドに角度調整の機能がないので、足にダンボールを挟んで調整している
クアッドディスプレイの図 ノートPCを手前に、ディスプレイを奥と左右に並べるスタイル。MacBook Proから右側のディスプレイにはUSB Type-CからHDMIへの変換ケーブルで、TVには変換アダプターを介してHDMIケーブルで接続している。iPadへの映像出力はSideCarで行った

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