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テレワークをもっと快適に! タブレットやスマホでPCのディスプレイを拡張しようモバイルdeワークスタイル変革(2/3 ページ)

» 2020年05月08日 18時00分 公開
[井上晃ITmedia]

方法2:MacユーザーならiPadで画面を拡張できる

 macOS CatalinaをインストールしてあるMac(原則として2015年後半以降に発表されたモデル)と、Apple Pencilを使えるiPad(※1)の組み合わせなら、「Sidecar」という標準機能を使ってiPadをサブディスプレイとして利用できる。USB接続はもちろん、ワイヤレスでも安定して利用できる。ケーブルは必須ではないので、利便性は高い。

(※1)全ての「iPad Pro」、第6世代以降の「iPad」、第5世代の「iPad mini」、第3世代の「iPad Air」

筆者のSidecar環境 MacBook Proユーザーである筆者。最近は長らく押し入れで眠っていた12.9インチのiPad Pro(第1世代)をサブモニターとして再活用している

 Sidecarを使うには、MacとiPadの双方で、2要素認証を有効化した同じ「Apple ID」のもとiCloudにサインインした上で、Bluetooth、Wi-Fi、Handoffをオンにしておく必要がある。また、Macでの「インターネット接続共有」やiPadでの「モバイルデータ通信共有」と併用できないことも注意したい。

 接続操作はシンプルで、Macのメニューバーにある「AirPlay」アイコンをクリックし、接続したいiPadを選択するだけでOKだ。「システム環境設定」にある「Sidecar」の画面からデバイスを選択してもよい。

デバイス指定 メニューバーのAirPlayアイコンから投影先のiPadを選択する
システム環境設定 システム環境設定から接続デバイスを指定してもよい

 なお、標準状態ではiPad側の画面にサイドバーと「Touch Bar」が表示される。画面をより広く使いたい場合は、これらを非表示にすることもできる。

 ディスプレイの配置など、細かい設定はシステム環境設定の「ディスプレイ」内にある「配置」から可能。四角い枠をドラッグして調整しよう。

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