パナソニック コネクティッドソリューションズ社 デザインセンター プロダクトデザイン部でデザイナーを務める上原菜月氏からは、今回の夏モデルに合わせて用意した東京2020オリンピック・パラリンピックロゴマーク入りオリジナル天板デザイン(以下「コラボ天板」)のコンセプトについて説明があった。
コラボ天板のデザインは、SV9の店頭販売モデルの1つとして初回生産限定で用意される「破竹(はちく)」と、SV9のWeb直販モデルのうち、6コアCPU搭載プレミアムハイエンドモデルにおいて合計200台限定で受注生産を受け付ける「勇往(ゆうおう)」「邁進(まいしん)」「烈々(れつれつ)」「追手(おいて)」「走路(そうろ)」「閃光(せんこう)」の計7パターンが用意されている。
「破竹」は、右肩上がりのラインと金色によって“金メダルと勝利を目指す選手の勢い”を表現している。
「勇往」と「邁進」は、四字熟語の「勇往邁進」に由来しており、その意味である困難に負けず突き進む選手の姿を毛筆で表現している。勇往は赤を基調として“勝利”を、邁進は銀を基調として“冷静に潜む情熱”を表しているという。
「追手」は、複数の弧線を重ねて“勝利への追い風”を表し、「烈々」は色彩の交わりによって“参加者の熱狂”を伝え、「走路」は陸上競技場の走行レーンにおけるカープと直線コースを描くことで“冷静さ”を示したという。
「閃光」は2017年9月の大会開幕1000日前(当時)に発表した公式デザイン「Go For 2020! Graphics 〜Hanabi〜 」を取り入れた特別デザインで、大会エンブレムを構成する45個の四角形で花火をかたどっている。
今回の説明会では、Let's noteの「ふるさと」でもあるパナソニック 神戸工場(参考記事)の操業30周年に関しても言及があり、矢吹精一工場長からのメッセージが紹介された。
矢吹氏は、自社開発と自社生産を堅持し、「ユーザーと直接かかわることで共に歩んできた30年だった」と神戸工場の30年を振り返った。そして、「今後新しい働き方が求める変革において、ユーザーの要望も多種多様になり、併せて変革のスピードはさらに加速していくだろう」とした上で、「神戸工場はあらゆる環境の変化に即応できる新しいモノ作りを追求する必要があり、これまで継承してきた技術とともに、人の経験に頼らずとも高品質なモノ作りができるように進化していく」と述べた。
その後、バレーボールのVリーグ「パナソニックパンサーズ」に所属する深津英臣選手と清水邦広選手からのメッセージも紹介された。
新型コロナウイルスの影響で、パンサーズは現在、全員が集まる活動を休止しており、選手はそれぞれグループに分かれて自宅トレーニングを実施している。
深津氏も清水氏も近況を報告していたが、その中で深津氏はバレーボールの試合におけるデータの重要性と試合にデータを活用するツールとしてのLet's noteの利便性について、「データ分析を駆使しての戦いが現代バレーボールの常識。選手全員が練習や試合でLet's noteをフル活用して相手チームを分析している」と紹介した。
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