先週登場した「Core i9-10900K」「Core i7-10700K」「Core i5-10400」から、今週は第10世代Core iシリーズが14モデルデビューしている。
上は10コア20スレッドの「Core i9-10900」(6万5000円前後、税込み以下同)から、下は2コア2スレッドの「Celeron G5900」(6000円前後)まで、ラインアップの幅は一気に広がった。ショップによっては“末尾T”の低消費電力版モデルもバルク品として取り扱っている。詳細は以下の通りだ。
新モデルのラインアップ | |||||
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型番 | コア数 | スレッド数 | クロック数 | TDP | 価格(税込み) |
Core i9-10900 | 10コア | 20スレッド | 2.8GHz〜5.2GHz | 65W | 6万5000円前後 |
Core i9-10900T | 10コア | 20スレッド | 1.9GHz〜4.6GHz | 35W | 6万3000円前後+購入条件 |
Core i7-10700 | 8コア | 16スレッド | 2.9GHz〜4.8GHz | 65W | 4万8000円前後 |
Core i7-10700T | 8コア | 16スレッド | 2.0GHz〜4.5GHz | 35W | 4万6000円前後+購入条件 |
Core i5-10600 | 6コア | 12スレッド | 3.3GHz〜4.8GHz | 65W | 3万2000円前後 |
Core i5-10500 | 6コア | 12スレッド | 3.1GHz〜4.5GHz | 65W | 2万9000円前後 |
Core i3-10320 | 4コア | 8スレッド | 3.8GHz〜4.6GHz | 65W | 2万3000円弱 |
Core i3-10300 | 4コア | 8スレッド | 3.7GHz〜4.4GHz | 65W | 2万2000円弱 |
Core i3-10300T | 4コア | 8スレッド | 3.0GHz〜3.9GHz | 35W | 2万円前後+購入条件 |
Core i3-10100 | 4コア | 8スレッド | 3.6GHz〜4.3GHz | 65W | 1万8000円弱 |
PentiumG G6400 | 2コア | 4スレッド | 4.0GHz/ | 58W | 9000円前後 |
Celeron G5920 | 2コア | 2スレッド | 3.5GHz/ | 58W | 7500円前後 |
Celeron G5900 | 2コア | 2スレッド | 3.4GHz/ | 58W | 6000円前後 |
Celeron G5900T | 2コア | 2スレッド | 3.2GHz/ | 35W | 6000円弱+購入条件 |
反響は全体的に薄めで、先々週に登場後すぐに売り切れた「Core i9-10900K」や「Core i7-10700K」の問い合わせの方が多いという声も聞いた。
しかし、ローエンドからミドルレンジのマシンを組む需要が全体的に伸びており、そこにフィットして意外と盛り上がっているというコメントも複数耳にしている。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「テレワークで久々に本格的に動かしたマシンがまともに使えなかった、という人がけっこういるみたいです。Sandy Bridge世代を使っている人は今もいますし。そこからの乗り換えにはちょうどいいかなと思いますね」という。
その他、「テレワークがきっかけの乗り換え需要はRyzen 3あたりが強力ですが、数年前のマシンからの乗り換えだと、『Intelじゃなきゃ嫌だ』という人も気持ち増えるみたいで、そのへんも良い効果をもたらしているかもしれません」(別のショップ)との話も聞いた。
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