では、早速使ってみよう。
本製品は、1つ1つのキーが独立したシザー構造のキーを採用している。Magic Keyboardとはよく似たキータッチで、ペコペコとした感触のSmart Keyboard Folioの入力感になじめない人にとっては、よい選択肢になるであろうことは容易に想像がつく。
キーピッチは、12.9インチモデルは約19mmと十分だが、11インチモデルは約17mmとやや狭い。Magic KeyboardおよびSmart Keyboard Folio(の日本語JIS配列)は、アルファベットとその他のキーで幅を変えるなど工夫しつつ、約18mmのキーピッチを実現しており、それと比較すると少々心もとない印象だ。
ただしストロークは約1.6mmと、きちんと沈み込む感触があるので、入力感そのものは良好だ。タイプ音もこの種のシザーキーとしては静かな部類で、周囲に迷惑をかけることもない。バックライトも搭載しており、プロジェクターの利用に合わせて照明を落とした会議室での利用にも対応できる。
本製品の強みとなるのが、キーボード最上段にiOSショートカットキーを搭載していることだ。Magic KeyboardもSmart Keyboard Folioも、MacBookシリーズではおなじみのこのショートカットキー列が省略されているため、これらを使えるのは本製品の大きな利点だ。
ただし、キー配置は日本語JISではなくUS配列なので、それを許容できることが大前提となる。日本語JISキー配列に慣れた状態で使うと、Returnキーを押したつもりでバックスラッシュキーを押すミスが多発することになる。
キー配列はUSキータイプ。キーサイズはどれもほぼ均等で、記号キーだけ幅が狭いということもない。折りたたんだ状態のサイズは11インチが約253(幅)×195(奥行き)×22.55(厚さ)mmで、12.9インチは約287(幅)×230(奥行き)×22.46(厚さ)mmだ
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