第3の選択肢となるか? ロジクールのiPad Pro向けキーボード「SLIM FOLIO PRO」を試す(4/4 ページ)

» 2020年07月10日 11時30分 公開
[山口真弘ITmedia]
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US配列が許容できればアリだが、価格も悩ましい

 以上、SLIM FOLIO PROを見てきたが、本製品がフィットするのは、

  • Magic Keyboardのように折り返せないのは困る
  • タッチパッドはいらない
  • Smart Keyboard Folioのプチプチしたキー入力が合わない
  • 落下の衝撃から四隅をしっかり保護したい

 というユーザになるだろう。ただし、大前提として、US配列を許容できることが条件となる。またBluetooth接続ゆえ、Smart Connectorで物理的に接続するMagic KeyboardやSmart Keyboard Folioと違い、電波利用に制限がある環境、例えば機内などでの利用に制限がある点は気をつけたい。

 悩ましいのは価格だ。本稿執筆時点で11インチ用は1万6500円、12.9インチ用は1万7820円と、純正のSmart Keyboard Folio(11インチ用は2万680円、12.9インチ用は2万2880円)と比べて、そう極端に安いわけではない。ちなみに、Magic Keyboardは11インチが3万4980円、12.9インチが4万1580円だ。

 4〜5000円差というのはそこそこの開きがあるように見えるが、2万円前後という価格帯での4〜5000円差は、こうした入力デバイスにこだわりのある人にとっては、決定的な差にはならないはずだ。ハードウェア的なローカライズが行われていないであろうことを併せて考えると、もう一声ほしいところではある。

 同社の過去製品のパターンからして、日本語JIS配列に対応したモデルが投入されることはないだろうが、それもまた見てみたかったと思うのは筆者だけではないだろう。

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