動作が完了したことを通知してほしい家電を挙げたらきりがないが、個人的には洗濯機がその最たるものと感じている。
もちろん、洗濯が終わればそれなりのボリュームで電子音が鳴って教えてくれる。しかし別の部屋にいて、なおかつ取材時の録音を聞いていたり、ちょっと室外の音がうるさかったりすると聞こえづらい。
昔の洗濯機であれば、「45分コース」などとかかる時間が明確だったため、手間だとしても洗濯開始と同時にタイマーでもかけていれば良かった。しかし、最近の洗濯機は脱水時に回転しづらいと、一旦その作業を止めて注水を行い、洗濯物をほぐしてから脱水を再開する、など賢くなっているため完了時刻を把握しづらくなっている。当然、自動モードにすると洗濯する量でかかる時間も変わってくる。
「そろそろ終わるかな?」と、洗濯機置場を見に行くと、まだ1分残っていて待たなければならない、ということもざらなのだ。世の中には「スマート洗濯機」なるものも登場している。シャープの「ES-W112」や日立グローバルライフソリューションズの「BD-NX120E」などだ。
しかし、半年ほど前に買い替えたばかりの我が家で、20万円以上もするようなスマート洗濯機へと買い替えるわけにもいかない。
さて、どうしたものかと考えていたのだが、実際はもっと手軽に“スマート洗濯機”を手に入れる方法があった。そう、スマートプラグを導入すれば良いのだ。
これも+Style製品がセールで安かったのだが、「スマートWi-Fiプラグ」を購入した。我が家に転がっているレガシーな家電をスマート化したかったこともあり、今回は2個セットを注文した。
原稿執筆時の価格は2680円、2個セットで3980円だったが、筆者は2880円で手に入れた。スマート洗濯機の実に約80分の1で、機能限定版ではあるがスマート洗濯機を導入できることになる。
先日発売された「Amazon Smart Plug」はシンプルな製品だが、このスマートプラグは電源のオンとオフ、電気使用量のチェックだけでなく、消費電力をトリガーに、他の+Style製品との連携やスマホアプリへの通知など多機能だ。電源のオン/オフはスケジュール設定をしておくこともできるし、スマホアプリやスマートスピーカーからの操作も行える。
プラグの設定には、+Styleアプリを使う。スマートWi-Fiプラグをコンセントに挿したら、アプリホームの「+」ボタンから「手動で追加」ページへと進み、「電源プラグ」をタップする。「電源ボタンを早い点滅の状態にしてください」の指示が表示されるので、スマートWi-Fiプラグの電源ボタンを約6秒間長押しする。
点滅が確認できたら次へ進み、宅内のWi-Fi設定をする。しばらく待てばスマートWi-Fiプラグが追加されるので、適当な名前をつけておこう。
これで、スマートWi-Fiプラグの初期設定は完了だ。早速、洗濯機のスマート化に取りかかろう。
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