今週のPCケース売り場で目立っていたのは、長尾製作所のオープンフレームシリーズだ。E-ATXサイズのマザーボードに対応する「オープンフレーム ver.E-ATX」で、価格は2万1000円弱(税込み、以下同)だ。
2020年1月に登場した「ver.ATX」から横幅が87.5mm伸びて約370mmとなり、E-ATXやSSI-EEBマザーに対応し、その上で(一般的なPCケースでいう)前方部に水冷ラジエーターを多段階の角度をつけて固定できるフレームを備える。
入荷したオリオスペックは「横幅が広がったことで、電源も2台搭載しようと思えばできるようになりましたし、構成の幅が広がりましたね。これでMini-ITXからmicroATX、ATX、E-ATXと勢ぞろいしました。ラストにふさわしいハイエンドな作りだと思います」と高く評価していた。
同社のオープンフレームシリーズは2019年11月に登場した「Ver.Mini-ITX」が皮切りだが、さらにたどれば2019年7月発売のグラフィックスボード台(NB-VGA-DP01)までさかのぼることができる。
「オープンフレームシリーズもPCパーツを魅せる、鑑賞するというのがコンセプトですからね。パーツを愛でるための台と同根だと思います」(同)という。“魅せる系”が登場してから1年経ったが、現在も安定したニーズがあると複数のショップで聞く。
続いて、世界999台限定生産のマザーボードをチェックしよう。
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