先週末、AMDのAPU「Ryzen PRO 4000」シリーズが複数のショップの店頭に並んだ。先行して出回っている「Ryzen Mobile 4000」シリーズのデスクトップ版という位置付けで、いずれもGPU(Radeon Graphics)機能を内蔵している。
ラインアップは8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750G」と、6コア12スレッドの「Ryzen 5 PRO 4650G」、4コア8スレッドの「Ryzen 3 PRO 4350G」となる。全てバルク品でCPUクーラーは付属しない。価格は4万4000円前後と3万円前後、2万2000円前後(税込み、以下同)で、ショップによってはマザーボードとのセット販売が必須条件となっている。
入荷数は、街全体でそこそこ充実している様子だ。あるショップは「潤沢というほどではないですが、今回はAPUなので欲しい人はある程度絞られてくるかなと思います。その辺りを考えると、話題性に対して十分な在庫があるといえそうです」と話していた。
発売の数日前から、Ryzen PRO 4000シリーズ特需ともいえる動きも出ている。複数のショップで上げられたのは、高速メモリの売れ行き増だ。
ドスパラ秋葉原本店は「内蔵GPUの性能がメモリクロックに大きく影響されるとうわさされていて、なるべく高クロックのものと組み合わせようと考えている人が少なからずいらっしゃいます。当店はちょうどT-FORCEのDDR4-3600や3200の光るメモリが入荷してきたので、そのクラスがよく売れています」という。
CPUに欠かせないマザーボードも好調だ。
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