2019年の12月にやってきた「Fire HD 10 キッズモデル」に続き、筆者のところにFire HD 8 キッズモデルが届いた。当然ながら新品である。外箱には、楽しげな子供向けコンテンツをディスプレイに表示した本体の画像が印刷されている。カバーの色が「パープル」なので、できれば外箱に印刷している本体画像のカバーの色もパーブルであってほしかったが、店頭でジャケ買いをするわけではないので、視認性が悪くても問題ないのだろう。
本体以外に、電源アダプターとUSB Type-Cケーブル、スタートガイドがパッケージに含まれる。
適度な弾力があり、落下から本体を確実に守ってくれそうなキッズ向け保護カバーはスタンドの役割も果たす。
電源ボタンや音量アップ/ダウンボタン、マイクやヘッドフォン端子などは全て(フロントカメラを下にした状態で)本体左側に集約されている。ちなみに、充電端子はUSB Type-Cとなった。
一方で、分厚い保護カバーの奥に各種ボタンがある関係で、大人の指ではアクセスしづらいと感じた。指の細い女性や、小さい子供であれば問題はなさそうだ。なお、microSDカードスロット(最大1TBまで対応)は側面にあり、カバーを外すことでアクセスできる。
冒頭でも述べたが、YouTubeを視聴する子供は多い。YouTuberがなりたい職業のトップ3に入るという調査結果もあるくらいだ。
だが、AmazonのFireシリーズでは、「YouTubeが見られない」問題が長いこと存在していた。ブラウザ経由で見られるようになった今でも、子供用アカウントではFire専用のSilkブラウザを使えず標準状態では自由に見ることができない。
そこで、Amazon FreeTimeアプリから子供用アカウントに「コンテンツを追加」することで、この問題を回避したい。子供用アカウントの歯車アイコンをクリックして表示される「コンテンツを追加」から「ウェブサイトを追加」へと進み、「URLを入力」と表示されているアドレスバーに検索ワード「youtube」と入力。bingでの検索結果が表示されるので、そこからYouTubeをタップして、「許可」ボタンを押すだけだ。
子供用アカウントに入ってみると、Chromeのアイコンが表示されている。これをタップすればYouTubeを見られるようになる。
YouTube以外にも、Amazon アプリストアにはHuluやABEMA、Netflixなどの動画アプリがあり、いずれも親用のアカウントで入手していれば、子供用アカウントに「コンテンツを共有」することができる。これなら、少し年長の子供でも飽きることなくさまざまな動画を楽しめるだろう。なお、動画アプリによっては年齢による視聴制限があるので、アプリの共有時には注意したい。
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