Amazonの8型タブレット「Fire HD 8」の新モデルが登場した。メモリが2GBの標準モデル「Fire HD 8」に加えて、メモリを3GBに増量し、かつ別売のワイヤレス充電スタンドが利用可能な「Fire HD 8 Plus」との二本立てだ。
両製品ともに、スマートスピーカーとして利用可能な「Showモード」に対応しており、従来モデルとの機能差、および性能の底上げによるパフォーマンス差は気になるところだ。今回は上位の「Fire HD 8 Plus」を中心に、従来モデルと比べながら見ていこう。
| 新型Fire HD 8シリーズ | |||
|---|---|---|---|
| モデル名 | 容量 | カラー | 価格(税込み) |
| Fire HD 8 Plus | 64GB | ブラック | 1万3980円 |
| Fire HD 8 Plus | 32GB | ブラック | 1万1980円 |
| ワイヤレス充電スタンド | − | ブラック | 4600円 |
| Fire HD 8 Plus+ワイヤレス充電スタンド | 62GB | ブラック | 1万6980円 |
| Fire HD 8 Plus+ワイヤレス充電スタンド | 32GB | ブラック | 1万4980円 |
| Fire HD 8 | 64GB | ブラック/ブルー/ホワイト | 1万1980円 |
| Fire HD 8 | 32GB | ブラック/ブルー/ホワイト | 9980円 |
これまでFire HD 8と言えば、モデルチェンジでも外観や重量、性能がさほど向上せず、価格の引き下げや、メモリカードの最大容量が増えるなどのマイナーチェンジがほとんどだった。
それに対して今回のモデルは、従来は1.5GBだったメモリが3GB(Fire HD 8は2GB)に増量されているのに加え、CPUも進化し、さらに縦向きでの利用が前提だったボディーが横向き前提のデザインに変更されるなど、フルモデルチェンジと言っていいリニューアルを果たしている。Wi-FiもIEEE 802.11nから11ac対応へと進化している。
とはいえボディーの薄さや軽さを追求しない方針はそのままで、本体は約9.7mmと分厚く、またベゼルもかなり幅がある。重量もやや軽くなったとは言え約355gと、同じ8型クラスのiPad miniよりも50g以上重く、解像度も1280×800ピクセルのままだ。
一方、同じ容量での価格がiPad miniの約3分の1程度というのは、何よりも強力な武器だ。またワイヤレス給電に対応したスタンドは、本製品をスマートディスプレイとして使う場合に重宝する。
ちなみに下位のFire HD 8は、このワイヤレス充電スタンドに対応しないので、スマートディスプレイとして活用したければ、迷わずPlusを選択すべきだろう。価格差が1万円や2万円も違うならばまだしも、わずか2千円差ということで、迷う余地はないはずだ。
「Fire HD 8 Plus」。横向きにした時にインカメラが上部に来るようにデザインが改められた。ちなみに同時発売の「Fire HD 8(第10世代)」も外観は同一だ。ボディーサイズは約202(横)×137(縦)mmになった 続いて、音声操作も可能なスマートディスプレイとして使ってみよう。
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