ゲームバーを使った画面の録画は便利なのだが、注意点もある。記事の結びとしてまとめておきたい。
ゲームバーを使った画面録音では、ゲームバー側のマイク(音声入力)もオンにしないと自分の声が録音されないことに注意したい。
Web会議アプリで会話している相手の音声は、原則として特に設定を変えなくても録音される。しかし、サーバからストリーミングされる音声には自分の声は含まれないため、自分が発話している部分のみ「無音」になってしまうのだ。
自分の声も録音したい場合は、キャプチャウインドウまたは録画コントローラーからマイクを「オン」にしよう。ただし、ゲームバーのマイクスイッチとWeb会議アプリのマイク(ミュート)スイッチは別個なので、Web会議アプリ側でミュートしていてもゲームバーのマイクがオンだと自分の「独り言」が収録されてしまう。注意しよう。
ゲームバーでの画面録画では、原則としてOSが指定する音声出力デバイスの音声が録音される。そのため、複数の音声出力デバイスがあるケース(マルチディスプレイ環境など)において、アプリ側で明示的に出力先を変えると音声が正常に録音できない場合があるので、録画をする際はWeb会議アプリの音声出力設定をしよう。
ゲームバーのキャプチャ機能は、あくまでもゲームプレイの模様を保存するためのもの。動画ならプレーヤーがどんな風に操作したかを確かめられることも重要だ。
そのため、ゲームバーを使った録画機能ではマウスポインターが映り込むようになっています。映り込みを防ぎたい場合は、マウスポインターを画面の端部に寄せるようにしたい。
ゲームバーで録画した動画は、先述の通りMP4形式の動画として保存される。画面の解像度にもよるが、ファイルサイズも意外と大きくなりがちだ。
そのこともあって、録画中はCPUやストレージにそれなりに負荷が生じる。PCの性能が低いと、うまく録画できない可能性もある。
筆者が検証した範囲では、他の処理でPCへの負荷が高まると、その部分のキャプチャがノイズだらけになったり、そうでなくてもコマ落ちしたり、音飛びが発生したりということがあった。
Web会議の模様を録画する目的でゲームバーを使う場合は、万一に備えてボイスレコーダーなどで音声だけは別途録音するといった対策を施すと安心だ。
ゲームバーの録画機能は、アクティブなウインドウに対して働くようになっている。そのため、録画中にウインドウを切り替えると、その時点で録画がストップする場合がある。
Web会議アプリの設計によっては、全画面表示のオン/オフや、資料やウインドウの投影を開始したタイミングで録画が止まってしまうこともあるので、気を付けよう。
ゲームバーからの動画キャプチャー機能を試す際には、こうした注意点を頭の隅に置いた上で活用してほしい。
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