タイマーの残り時間が目で見えるようになる「Echo Flex」用オプションを使ってみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

» 2020年08月17日 11時45分 公開
[山口真弘ITmedia]
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タイマーのカウントダウン表示が便利

 さて本製品は時計を表示できるだけでなく、タイマー機能を使っている時にカウントダウン表示が可能だ。これこそが、本製品を使う最大の利点と言っていい。

 というのも、スマートスピーカーのタイマー機能は、残り何分何秒なのか途中経過が見えないという問題があるからだ。本製品を追加すれば、Echo Flexでタイマー機能を使った場合に、カウントダウンが目で見えるようになる。

 使い方そのものは通常と同じで、タイマーをリクエストして時間を指定するだけだ。本製品のディスプレイ部が現在時刻から残り時間の表示に切り替わり、秒単位でカウントダウンが始まる。00分00秒になると、通知音とともに、Echo Flex本体のLEDが点滅して終了を知らせてくれる仕組みだ。

スマートクロック タイマーの残り時間が目で見えるのは大きなメリット。2ケタ目の先頭に「0」が表示されるのが時計表示との相違点だ

 ちなみに、画面に表示される残り時間表示は最大で「60:00」で、それより長い時刻、例えば2時間を指定した場合は、現在時刻の右上にドットの点滅が表示され、カウントダウンが継続されていることが分かるようになっている。60分を切るとあらためて時計表示から残り時間表示に切り替わり、「59:59」からカウントダウンが始まる。

便利な製品だが、既存ユーザーはむしろ困るかも?

 以上のように、機能としては現在時刻の表示、およびタイマーのカウントダウンの表示くらいなのだが、これまで目に見えず不便に感じていたものが見えるとあって、なかなか便利だ。ディスプレイを持たないスマートスピーカー「Echo」や「Echo Plus」にも、こうした機能が欲しいと感じてしまう。

 ただし、既存のEcho Flexのユーザーにとっては、1つ困った問題がある。というのも、Echo FlexはUSBポートが1つしかなく、本製品のようなオプションを1つしか取り付けられないからだ。

 おそらくEcho Flexのユーザーの多くは、本体と同時に発売されたナイトライトやモーションセンサーなど、別のオプションを既に取り付けている可能性が高い。オプションを数珠つなぎに接続できない以上、本製品を取り付けるには、装着済みのオプションを外さなくてはならない。

スマートクロック Echo FlexのUSBポートに接続できるオプションは1台だけだ。数珠つなぎにできるわけではない

 そういった点からして、むしろこれからEcho Flexを購入するユーザー向けの製品だと言えるだろう。利用シーンに合わせて役割を変えられるEcho Flexという製品の特性がよく出ていると言えばその通りだが、既にEcho Flexを所有しているユーザーは、折り合いをつけるのに苦労することになりそうだ。

スマートクロック パッケージ。本製品はAmazon製ではなく、「Made for Amazon」認証を取得したThird Reality製品だ
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