Lenovoは8月31日(米国東部夏時間)、新型の15.6型ゲーミングノートPC「Legion Slim 7i」を発売する。ヨーロッパにおける最小構成の想定販売価格は1299ユーロ(約16万4000円)で、10月から順次出荷を開始する。日本での展開は未定だ。
Legion Slim 7iは、既存の「Legion 7i」(日本では「Legion 750i」として販売中)のスリムモデルという位置付けで、本体の厚みを約17.9mm(予定)、最軽量モデルの重量を約1.8kgに抑えている。Lenovoによると、GeForce RTX 2060 with Max-Q Designを搭載する構成は「世界で一番軽量なGeFocrce RTX搭載ゲーミングノートPC」だという。
CPUは第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
メインメモリはCore i7-10875HモデルとCore i9-10980HKモデルはDDR4-3200規格、その他のモデルはDDR4-2933規格で、容量は8GB、16GB、32GBから選択可能だ。ストレージはPCI Express接続のSSD(RAID0構成)で、容量は512GB、1TB、2TBのいずれかを選べる。
独立GPUはNVIDIAのGeForceシリーズで、構成によって以下のいずれかを搭載している。Thunderbolt 3端子を介してGPUを外付けすることも可能だ。
冷却ソリューション「Lenovo Legion Coldfront 2.0」によって、CPUやGPUに当たる風量は最大1.15倍となり、より効率よく本体を冷却できるようになったという。
ディスプレイは15.6型の広視野角液晶で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。いずれのパネルもDolby Vision規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)表示に対応している。
バッテリー容量は71Whで、最長で7.75時間の連続稼働が可能だ(メーカー公称値)。ACアダプターは、GPUの構成によって170Wまたは230Wのものが付属する。USB Power Deliveryに準拠する電源入力(95W)にも対応している。
キーボードはストロークが約1.3mmの「TrueStrike keyboard」を備える。ゲーミング用途に便利なフルサイズの方向キーとテンキー、暗所での利用に便利なキーボードバックライト(白色)も付いている。なお、キーボードバックライトはオプションでCorsair(コルセア)の「iCUE RGB」に対応するものに変更することも可能だ。
電源キーは指紋センサーも兼ねており、Windows Helloの認証で利用できる。
外部ポート類は、左側面にSDメモリーカードスロットとイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にThunderbolt 3(USB Type-C)端子を、背面にUSB 3.2 Type-A端子×2と電源入力端子を備えている。無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、モジュールはIntel製とKiller製から選択できる。Bluetooth 5.0も利用可能だ。
本体はアルミニウムボディーで、サイズ(予定値)は約356(幅)×250(奥行き)×17.6(厚さ)mmで、重量は先述の通り約1.8kgからとなる。カラーはスレートグレーのみだ。OSはWindows 10 Pro(64bit版)をプリインストールする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.