Lenovoが“新世代”Coreプロセッサ(Tiger Lake)搭載の「Yoga 9i」「Yoga Slim 9i」を発表

» 2020年08月31日 22時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Lenovoは8月31日(米国東部夏時間)、コンバーチブルタイプ2in1ノートPC「Yoga 9i」(※1)とクラムシェルタイプの14型ノートPC「Yoga Slim 9i」(※2)を発表した。Yoga Slim 9iは11月に、Yoga 9iは10月にそれぞれ発売される予定だ。いずれも、日本での発売は未定となっている。

(※1)14型モデルの中国での商品名は「Yoga Pro 14C」
(※2)中国での商品名は「Yoga Pro 14s」、北米での商品名は「IdeaPad Slim 9i」

Yoga 9i:14型モデルと15.6型モデルを用意

 Yoga 9iは、“新世代”のCoreプロセッサを搭載する14型モデルと、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)を搭載する15.6型モデルが用意されている。

14型モデル:レザーカバーモデルも用意

 14型モデルは、マイカ(雲母色)のメタルボディーと、シャドーブラックでガラスのパームレストを備えるレザーカバーボディーから選択できる。ヨーロッパにおけるレザーモデルの想定販売価格は1799ユーロ(約22万7500円)からだ。

Yoga 9i(14型マイカ)Yoga 9i(14型マイカ) Yoga 9i(14型モデル/メタル)
Yoga 9i(14型レザー)Yoga 9i(14型レザー) Yoga 9i(14型モデル/レザー)

 先述の通りCPUは“新世代”のCoreプロセッサで“最新世代”のGPUを統合している。詳細については、CPUが正式発表された後に改めて公表される。

 メインメモリはLPDDR4x規格で、容量はモデルによって8GB、12GB(レザーモデルのみ)、16GBのいずれかとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。

 ディスプレイは14型IPS液晶で、タッチ操作やペン操作にも対応する。パネルは、モデルによって以下のいずれかを搭載する。一部市場における一部の構成では、ガラスの端部が3D処理される。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)、sRGB 100%カバー、400ニト
  • 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
端部処理 ディスプレイガラスは、基本的に2D処理(奥)となるが、一部市場における一部の構成では3D処理(手前)となる
パームレスト レザーモデルのパームレストはガラスだ

 バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長18時間、4K液晶モデルで最長9時間を目標としている。ACアダプターはUSB Power Delivery(USB PD)に準拠するものが付属する。

 外部ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-A端子、Thunderbolt 4端子×2、イヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応している。

 ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通り。本体には、付属のスタイラスペンを収納できる。

  • メタルモデル:約318.4(幅)×210.9(奥行き)×14.6〜15.7(厚さ)mm、約1.4kg
  • レザーモデル:約318.4(幅)×210.9(奥行き)×15.3〜16.4(厚さ)mm、約1.42kg

 OSはWindows 10 HomeまたはWindows 10 Pro(いずれも64bit版)をプリインストールする。

15.6型モデル:独立GPUを搭載するパワフルさが特徴

 15.6型モデルはパフォーマンスモデルという位置付けだ。CPUは第10世代Core i7/i9で、独立GPUとしてNVIDIAの「GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q Design」を搭載している。ヨーロッパにおける想定販売価格は1999ユーロ(約25万3000円)となる。

Yoga 9i(15.6型)Yoga 9i(15.6型) Yoga 9i(15.6型モデル)

 メインメモリはDDR4規格で、容量はモデルによって12GB(Core i7モデルのみ)または16GBとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって256GB、512GB、1TB、2TBのいずれかとなる。

 ディスプレイは15.6型IPS液晶で、タッチ操作やペン操作にも対応する。パネルは、モデルによって以下のいずれかを搭載する。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
  • 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
ディスプレイ ディスプレイの解像度はフルHDか4Kのいずれかを選択できる

 バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長13時間、4K液晶モデルで最長9時間を目標としている。

 外部ポート類は左側面に電源入力端子、Thunderbolt 3端子×2、イヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にUSB 3.1 Type-A端子を備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応している。

 ボディーサイズは約355.5(幅)×238.5(奥行き)×17.5〜19.7(厚さ)mm、最軽量構成の重量は約2kgとなる。OSはWindows 10 HomeまたはWindows 10 Pro(いずれも64bit版)をプリインストールする。

Yoga Slim 9i:“新世代”のCoreプロセッサを搭載したモバイル

 Yoga Slim 9iは、“新世代”のCoreプロセッサを搭載するスリムなモバイルノートPCだ。最小構成の想定販売価格は1899ユーロ(約24万円)となる。

Yoga Slim 9iYoga Slim 9i Yoga Slim 9i

 先述の通りCPUは“新世代”のCoreプロセッサで“最新世代”のGPUを統合している。詳細については、CPUが正式発表された後に改めて公表される。

 メインメモリはLPDDR4x規格で、容量はモデルによって最大で16GBを搭載する。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって512GB、1TBのいずれかとなる。

 ディスプレイは14型IPS液晶で、モデルによって以下のいずれかのパネルを搭載する。上部には顔認証ユニットを一体化したWebカメラを備えている。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)、sRGB 100%カバー、400ニト
  • 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト、タッチ対応

 バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長20時間、4K液晶モデルで最長10時間を目標としている。ACアダプターはUSB Power Delivery(USB PD)に準拠するものが付属する。

 外部ポート類は左側面にThunderbolt 4端子×2とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にThunderbolt 4端子を備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応している。

 ボディーサイズは約318(幅)×200.9(奥行き)×13.9〜14.6(厚さ)mm、最軽量構成の重量は約1.26kgとなる。OSはWindows 10 Home(64bit版)をプリインストールする。

ポート類 Thunderbolt 4端子を合計3基備える

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月22日 更新
  1. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  2. 3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す 雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ (2025年12月20日)
  3. 香港と深センのPC向けメモリ/ストレージ価格はどうなっている? 日本の状況と比べてみた (2025年12月19日)
  4. Kindle本の一部がEPUBまたはPDF形式のダウンロードに対応/MicrosoftがWindowsライセンスの電話認証を終了 (2025年12月21日)
  5. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  6. ナカバヤシ、小型トラックボールを内蔵した薄型ワイヤレスキーボード (2025年12月19日)
  7. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  8. スマートホーム“ガチ勢”向け「SwitchBot AIハブ」を試す 映像内の“出来事”をトリガーに家電操作できるAIカメラ実現 (2025年12月15日)
  9. Steamで2025年最後の安売り「ウインターセール」開催中! 恒例の「Steamアワード」も投票開始 (2025年12月19日)
  10. メモリは64GBキットを断念する空気感――128GBは何と20万円前後に (2025年12月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー