ニュース
» 2020年11月02日 13時15分 公開

IntelがノートPC向け外部GPU「Iris Xe MAX Graphics」を発売 Tiger Lakeとの協調動作に対応

Intelが約22年ぶりに新型外部GPUを発売した。今回は第11世代Coreプロセッサ(Tiger Lake)と同じ「Xe-LPアーキテクチャ」をベースとしたノートPC向け製品で、2021年には「Xeアーキテクチャ」の外部GPUを順次投入するという。

[井上翔,ITmedia]

 Intelは10月31日(米国太平洋夏時間)、ノートPC向け外部GPU「Intel Iris Xe MAX Graphics」を発表した。「Xeアーキテクチャ」ベースとしては初めての外部GPU製品で、同社としては1998年2月に発表した「Intel 740」以来となる外部GPUとなる。搭載製品は、同日以降にAcer、ASUSとDellから順次発売される。

チップ Intel Iris Xe MAX Graphicsのチップイメージ
ロゴ Iris Xe Max Graphicsのロゴ
製品画像 Iris Xe MAX Graphicsを搭載する Acer Swift 3x(左)、ASUS VivoBook Flip TP470(中央)、Dell Inspiron 15 7000 2-in-1(右)

 Iris Xe MAX Graphicsの主な仕様は以下の通り。

  • 演算ユニット(EU)数:96基
  • グラフィックスメモリ:4GB(帯域幅は毎秒68GB)
  • 接続インタフェース:PCI Express 4.0 x4
  • 映像出力:DisplayPort 1.4、Embedded DisplayPort(eDP) 1.4、HDMI 2.0b
  • 最大解像度:3840×2160ピクセル(HDMI/eDP)、7680×4320ピクセル(DisplayPort)
  • 対応API:DirectX 12.1、Vulkan、OpenGL

 第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)と組み合わせた場合、同CPUと協調動作をすることで電力消費を最適化する「Intel Deep Link technology」に対応する。これを利用すると、CPUリソースが必要な場合にIris Xe MAX Graphicsに割り当てられる電力や放熱リソースをCPU側に振り向けることで、CPUパフォーマンスを最大で20%向上できるという。

Deep Link technology 第11世代Coreプロセッサ(Tiger Lake)と組み合わせると、消費電力や放熱リソースを動的に融通できるDeep Link technologyを利用できる。

Xeアーキテクチャベースの外部GPUは今後も登場予定

 今回のIris Max Xe Graphicsは、Tiger Lakeと同じく低消費電力(モバイル向け)の「Xe-LPアーキテクチャ」をベースに開発された。Intelは2021年前半に、同アーキテクチャをベースとするデスクトップPC向けの外部GPUを提供する予定となっている。

 さらに、同社は2021年内に同アーキテクチャをベースとするサーバ向け外部GPUと、データセンター向けの「Xe-HPアーキテクチャ」、ゲーミングに最適化した「Xe-HPGアーキテクチャ」に基づくGPU製品も投入する計画だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう