RX 6000シリーズほどではないものの、Ryzen 5000シリーズの在庫状況も厳しいままだ。ドスパラ秋葉原本店は「Ryzen 5 5600Xはある程度在庫がありますが、上位モデルは厳しいですね」という。複数のショップの話を総合すると特に枯渇しているのは「Ryzen 9 5900X」で、「初回入荷時に売り切れてから姿を見かけない」(某ショップ)といったコメントを複数耳にした。
その状況にあっても、自作CPU市場におけるRyzenの優勢は揺るがない。今週もCPU売り上げのおおよそ7〜8割がRyzenとのショップが多かった。ただし、27日からIntel勢を後押しするキャンペーンがスタートしている。
第10世代Core i9/i7/i5やi9 X(10000番台)と、GeForce RTX 30シリーズを同時購入した人を対象に、JCBギフトカード10万円分を30名にプレゼントするというもの(キャンペーンサイトはこちら)。購入期限は2021年1月11日まで、応募は1月31日まで受け付けている。
その他、他のセールと併用可能でCore iシリーズや対応マザーボードが割引になるキャンペーンが複数のショップで展開されている。TSUKUMO eX.は「MSIのX490マザー『MEG Z490 UNIFI』とCore i9/i7をセット購入すると、いろいろな割引が効いてトータルで1万2000円近く安くなります。(取材した金曜日は)MSI独自のBlack Friday企画でWebMoneyもゲットできるので、マシンを一式組むならチャンスなのは間違いないです」とプッシュする。
最近は、年末を見越してハイスペックなパーツを一式購入する人が例年より多いそうだ。「新型コロナの影響もあって、年末に自宅で楽しむためにPCを組む計画をしている人が増えているのかも」(同店)という。その計画の際に、ショップやメーカー、代理店のセールを比較してみるのも楽しいかもしれない。
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