第10世代Intel CPU搭載! 初めてのゲーミングPCにぴったりな「XA7C-G60S」を試す(3/3 ページ)

» 2020年12月07日 12時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]
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「DEATH STRANDING」と「VALORANT」で実測

 実際のゲームプレイを、フレームレートを記録するツール「Fraps」を利用して実測しよう。今回は低負荷な競技向けタイトルである「VALORANT」と、シングルプレイで高負荷なAAAタイトル「DEATH STRANDING」を試した。

 計測は「プラクティス」の「スパイク設置」をそれぞれ3分×3回実施している。低負荷なタイトルということで、どの画質設定でも高いフレームレートを維持した。もちろん画質設定によってフレームレートは下がるものの、VALORANTのような競技向けタイトルであれば難なくプレイ可能だ。リフレッシュレートの高いゲーミングディスプレイなどを使用すれば、滑らかな映像でゲームを楽しめる。

XA7C-G60S 「VALORANT」各設定のフレームレート比較

 続いては、コジマプロダクション制作の「DEATH STRANDING」だ。計測は「レイク・ノットシティ」周辺を、画面の処理が重い「時雨」が降る地域も含めて、それぞれ3分×3回周回して行った。先述の3DMarkでは標準的な判定が出たが、実測してみるとどの設定でも平均フレームレートが80を超え、非常に滑らかにゲームプレイを楽しめる。リフレッシュレートの高いゲーミングディスプレイがあれば、さらに滑らかなゲームプレイが可能となる。

XA7C-G60S 「DEATH STRANDING」における各設定のフレームレート比較

今、ゲーミングPCを始めるならこのモデル

 総じて、XA7C-G60Sは最新のCPUとPCゲームに向いたGPUを備えた「今からゲーミングPCを始めたい人」にお勧めできる、入門に最適なモデルといえる。

 良好なパフォーマンスはゲームだけでなくクリエイティブ用途、通常のWebブラウジングや動画視聴にも有用で、不便を感じることは少ない。ボディーはすっきりとしたデザインでリビングに置いても溶け込む。購入後にパーツを交換する必要が出てきたとしても、内部スペースにはゆとりがあってドライブや拡張カードの追加も容易だ。

 デスクトップPCを購入するメリットに、「買い換えはパーツだけでOK」という点がある。ノートPCでは、例え気に入ったデザインの製品を購入したとしても、買い換える際はボディーもまるごと交換する必要がある。もちろん、持ち運びできるか否かという差はあるが、デスクトップPCであれば気に入ったデザイン、サイズ、ドライブベイの数で決めてしまえば、同じ見た目のボディーを長く使い続けられるし、家族にばれることなくパーツの増強を行える。

 加えて、パーツの交換もそれほど難しくはない。ケースカバーを開けると複雑なパーツがからみ合っているように見えるが、電源や他のパーツがマザーボードにコネクターやケーブルで繋がっているだけだ。

 XA7C-G60Sは、扱いやすい性能を備えながらも比較的安い価格で販売されているので、ボーナスやクリスマスなどをきっかけとして、年末年始でゲーミングPCに入門してみてはいかがだろうか。

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