一方、筆者が外出時に使用しているのは「MacBook Pro」である。在宅時に使うことはめったにない。
試しに、このMacBook Proと27型ディスプレイをHDMIケーブルでつないでみた。手元のディスプレイと拡張した27型ディスプレイで、同時に複数のアプリを表示しながら作業ができる。ノートPC単体で作業をするよりも、1つでもディスプレイを追加すれば作業効率の向上が期待できる。
自宅でのテレワークが長期化、あるいは恒久化しそうな人は、PCのディスプレイ環境を見直してみよう。
後悔を避けるためにも、マルチディスプレイ環境の構築する際は、以下のことを必ず検討してから実行に移してほしい。
ディスプレイをおくスペースが足りない場合は、別途モニターアームを用意すると、設置スペースを取られない。
中年以降の年代の人の場合は、ディスプレイのサイズや解像度のバランスもしっかりと検討したい。
筆者は4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイを導入することを検討したこともあるが、老眼が進んだ筆者には27型のWQHDディスプレイの画素ピッチ「0.233mm」以上が必須だ。27型で4Kにすると画素ピッチが「0.155mm」となるので、少し目に厳しい。ブラウザ、オフィスソフト、テキストエディタなどのアプリなら、文字サイズを変更できる。しかし、プロパティなどの設定画面は文字が小さすぎて見づらい。
43型ディスプレイなら、4Kでも画素ピッチが「0.245mm」となる。しかし“目の前”に43型のディスプレイを置くことが想像できず、今の所は不満もないので、しばらくは現状維持だ。
参考程度に市販されているディスプレイの画素ピッチを表にしてみた(23.8型と24.5型は「24型」にまとめられている。若い人は気にならないと思うが、筆者のように老眼が進んでいる人は、購入時の参考にしていただきたい。
筆者は、メインPCが故障して困ったことがある。その反省から、さらに古いデスクトップPCをバックアップ機として用意している。このPCも、先述の2台の27型ディスプレイにつないで常時使える状態にしてある。
幸い、その後メインPCが故障したことはないが、フィルムスキャナーの取り込みや動画のエンコード、ファイル移動に数十分〜数時間かかるNAS同士のデータの移動をする際は、バックアップ機を利用し、メインPCに負荷を掛けないようにしている。
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