2020年にグッと来て使い倒した「お勧めアイテム」キーワードは“オープンと魔改造”(1/4 ページ)

» 2020年12月31日 12時45分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 2020年は、かつてない変化が身近に沸き起こった年として、間違いなく記憶に残る1年だろう。こんなにもPCのパフォーマンスや使いやすさが、仕事や遊びに直結して注目を集めたのも珍しい。

 私のようにテレワークが以前から行われ、日々最新のPCに触れる機会が多い環境でも、こんなにも1日中、PCを使って何かをしている時間が増えたことはなく、それ以外の状況下に置かれた人はなおさらだろうと思う。

 PCが好き/嫌いを問わず、これだけPCに触れる機会が増えたのなら、そこに手を加えて少しでも快適な環境を手に入れよう、いや、PC以外も身の回りの環境を変えていけば、さらに仕事も遊びも一皮むけるはずだ! と考えて、細かいトライ&エラーを積み重ねていたら1年が終わってしまったというのが実感だ。

 この辺りの経緯も機会があれば触れたいが、シリーズとして「私とテレワーク」という形でライターの皆さんに執筆いただいている。

 2020年の振り返りとしては、恒例の「2020年にグッと来た『デジタル仕事道具』ベスト5」として山口真弘さんが触れているように、どうしても似通った製品を取り上げることになりがちだ。

 そこで、ここでは一癖はあるけれど、なんだかんだで日々使っているユニークな一品を選んで紹介していきたいと思う。

不思議の国の「Alice」で快適3in1PCを構築

 トップバッターは、PCケースから取り上げよう。

 In Win Developmentの「Alice」を購入し、8コア16スレッドのRyzen 7 3700X+Radeon 5700 XTで、動画編集用にシステムを組み直したのだが、これが思わぬ方向に転がった。

Alice In Winのオープンフレーム型ケース「Alice」。左はポリエステル製のカバーを装着した状態。カラーバリエーションはトップカバーがグレーの「IW-ALICE-GRY」、オレンジの「IW-ALICE-ORG」がある

 このAliceは、ルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』に触発されたオープンフレームケースといえるもので、ABS樹脂製のフレームの中に基板やパーツを固定し、ポリエステルのカバーで周囲を覆うという類を見ない製品だ。はた目には、瓶ビールのケースを一升瓶用に大型化したかのようにしか映らない。

 サイズは約282(幅)×433(奥行き)×584(高さ)mm、重量は約3.7kgと見た目に比して軽い。3.5インチベイが1基、2.5インチベイが3基あり、ATXサイズのマザーボードもゆとりを持って取り付けられる。

 古田さんのアキバ連載でもしばしば登場した長尾製作所のオープンフレームケースがアキバでも人気なのように、Aliceも光るパーツで固めれば、カバーで覆っても透過して光が見える“魅せる”ケースとして機能するが、私の場合はここにさらに2つのPCを組み込んだ。

Alice 長尾製作所のオープンフレームシリーズ。PCパーツを“魅せる”というコンセプトがユニークだ

 1つはRoonサーバとして動くIntel NUCであり、1つは日々仕事で使う静音の小型デスクトップPC(DeskMini GTX/RX)となる。この2台をAliceの中に設置し、都合3台のPCが動く形になる。もちろん、Aliceに付属したカバーはじゃまなので未使用というオープンな環境で、魔改造を施した格好になる。

Alice Aliceの運用例。無造作にラジエーターやBlu-rayディスクドライブを設置している。この裏面にIntel NUCとASRockのDeskMini GTX/RXがある

 Intel NUC以外は、メモリを32GBにして安定運用しているが、Ryzen 5000シリーズRadeon RX 6000シリーズが登場したことで、新たなキャッシュシステム「Infinity Cache」も気になるところではある。

 次もオープンネタを見ていこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月19日 更新
  1. 湿気の多い日本はガラス製が人気? マウスパッドの最新トレンドと季節外れの桜電源などアキバ新作パーツ事情 (2026年05月18日)
  2. 万人向けではない、だからこそ愛せる 格子配列40%のアルミ削り出しキーボード「EPOMAKER Luma40」レビュー (2026年05月18日)
  3. 8TB SSDがまさかの50万円超え!? 連休明けのアキバで目立つストレージ高騰と注目の特価マザー (2026年05月16日)
  4. IntelとAppleがチップ製造で暫定合意か/Microsoft製品の「Copilot」アイコンがフローティング表示に共通化 (2026年05月17日)
  5. 設定不要でHDMIをワイヤレス化できる「UGREEN ワイヤレスHDMI送信機と受信機」が31%オフの8999円に (2026年05月18日)
  6. ノートPCの作業領域を劇的に広げる「15.6型 折りたたみトリプルディスプレイ」がタイムセールで8万982円に (2026年05月15日)
  7. シャープが最新パネルを採用した4K有機ELテレビ計8機種を発表 (2026年05月18日)
  8. 持ち運べる21型相当のディスプレイ! 14型×2画面でコスパに優れるアイ・オーのモバイルディスプレイ「LCD-YC1412DX」を試す (2026年05月14日)
  9. 老舗のトラックボール「Kensington Pro Fit Ergo TB550」がタイムセールで14%オフの8669円に (2026年05月18日)
  10. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年