2020年にグッと来て使い倒した「お勧めアイテム」キーワードは“オープンと魔改造”(3/4 ページ)

» 2020年12月31日 12時45分 公開
[田中宏昌ITmedia]

3Dプリンタを使いアイツを合体させてOculus Quest 2が快適に

 魔改造という意味では、この話が一番近しいかもしれない。

 2020年のVRデバイスかいわいでの最大の話題は、何と言ってもFacebookの「Oculus Quest 2」だ。詳細は広田さんのレビュー記事に譲るが、スタンドアローンの一体型VRゴーグルとして初代Oculus Questから順当なスペックアップを実現しながら、小型かつ軽量化、さらに低価格化(64GBモデルで税込み3万7100円)と、まさに言うことなしな製品に仕上がっている。

Oculus Quest 2 スタンドアローン型VRデバイスデバイスとして生まれ変わった「Oculus Quest 2」

 今回から一部の量販店でも購入が可能になり、Oculus Quest 2で初めてのVR体験をした人は幸せだと思う一方、使い込むと気になるところも出てくる。特にコストダウンの影響で、肌にフィットする部分がスポンジになったり、標準のヘッドセットストラップだと長時間のプレイや動きの激しいゲームでは付け心地が気になったりしたため、純正オプションの「Elite ストラップ」に強化しようと考えたものの、リリース時は品切れが続くなど入手性に難があった。

 そこでeBayを眺めていたところ、偶然見かけたのがHTCの「Vive デラックス オーディオ ストラップ」をOculus Quest 2に合体するためのアダプターだ。3Dプリンターで作られているためアダプターの工作精度はいまひとつだったが、無事にOculus Quest 2へ取り付けることができた。

Oculus Quest 2 ドイツから送られてきたアダプターを使って「Vive デラックス オーディオ ストラップ」をOculus Quest 2に取り付けたところ。複数の候補から1000円で買えるものを選んだが、例によって送料の方が高く付いた

 これにより、Oculus Quest 2を調節ダイヤルでしっかりと頭に固定することができ、フィットパックもゴム製に切り替えたことで長時間のプレイも格段に快適になった。寝っ転がっての動画鑑賞には不向き(後頭部の調節ダイヤルが出っ張っているため)な点を除けば、スタンドアローンでここまでVRを楽しめるのは素直にうれしい。

Oculus Linkでさらに高品質なVR体験も可能

 Oculus Quest 2には、PCと接続してOculus RiftやSteamVRのアプリを使えるようにする「Oculus Link」が用意されている。発売当初はβ版扱いだったが、今では正式リリースとなり、アップデートで90Hz表示のネイティブ対応も実現した

Oculus Quest 2 PCとの接続には、USB Type-C→Type Aのケーブルが必要になる。推奨は純正の「Oculus Linkヘッドセットケーブル」だが、税込み1万700円と高いため、Amazonなどで1000円台で売っている長さ3m前後のUSB 3.0ケーブルを用意するといい

 ただし、接続するPCのスペックには注意が必要だ。こちらのページにPCの要件がまとまっているが、簡単に言えば外付けGPUを搭載したゲーミングPCを用意するのが手っ取り早い。

 今回は、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」の中から、デスクトップ向けのCPUと144Hz対応の液晶ディスプレイを搭載したノートPC「G-Tune E5-D」を使って、Oculus Quest 2のポテンシャルを引き出してみた。

Oculus Quest 2 Oculus Link用に用意したマウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune E5-D」。ゲーミング向けに最適化したWi-Fi 6対応の無線LAN(Killer Wi-Fi 6 AX1650)を採用するなど隙のないスペックだ

 G-Tune E5-Dは、デスクトップPC向けCPUのRyzen 5 3500を搭載することで、手頃な価格(2021年1月6日11時までは税別11万9800円)と本格的なゲーム体験を満喫できるゲーミングノートPCだ。メモリは16GBとゆとりがあり、6コア6スレッドで3.6GHz〜4.1GHz駆動とCPUの動作クロックも高く、GPUにNVIDIA GeForce RTX 2060(グラフィックスメモリは6GB)を採用することで、Oculus Linkでのゲームプレイもスムーズにこなせる。

 BTOにも対応しているので、予算や用途に応じてパーツやアプリケーションなどを注文時にカスタマイズできるのも魅力だ。

Oculus Quest 2 144Hzという高いリフレッシュレートをサポートする

 Oculus LinkでVRゲームをプレイすると、ワンランク上のグラフィックス体験をスマートに味わえる。ケーブル接続のため、Oculus Quest 2単体のような身軽さは失われるが、PC向けVRタイトルも遊べるようになり、Oculus Quest 2の幅がグンと広がる。

 Oculus Quest 2自体のカスタマイズと合わせて、より自分に適したVRワールドを堪能して欲しい。

Oculus Quest 2 ゲーミングPCとのOculus Linkにより、Oculus Quest 2はさらに多彩な使い方が可能になる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月09日 更新
  1. 世界中のMacでロジクール製品に不具合 原因はアプリの“証明書の期限切れ”  近日中に修正へ(更新あり) (2026年01月07日)
  2. 古い車でもCarPlayやAndroid Autoが使える「ケイヨウ ワイドディスプレイオーディオ」が20%オフの1万5800円に (2026年01月07日)
  3. ゲーミングPCを売ってください――ソフマップが異例の呼びかけ 背景は? (2026年01月08日)
  4. 「Core Ultra(シリーズ3)」はワッパ重視の“バッテリー寿命王”――Intelが激推しする背景から見える戦略 (2026年01月08日)
  5. Fire TVがUIを一新 テーマは「すっきりサクサク」 米国では2月から順次適用 (2026年01月07日)
  6. 2026年のPC市場は「茨の道」か メモリ枯渇と価格高騰が招く“二極化”のシナリオ (2026年01月05日)
  7. 新型「Echo Show 11」は「買い」か? 激変したUIとデザイン、ジェスチャー廃止の影響を「Echo Show 8」と徹底比較 (2026年01月07日)
  8. 1万9800円でこのデザイン! 希少なホワイトボディーのモバイルディスプレイ「amadana DP10」の使い勝手を試す (2026年01月08日)
  9. +2万円の価値はある? 「Amazfit T-Rex 3 Pro」実機レビュー チタン×サファイアガラスで進化した“タフネススマートウォッチ”の実力を試す (2026年01月07日)
  10. 壁掛けの15.6型スマートディスプレイ「Amazon Echo Show 15」が21%オフの3.8万円に (2026年01月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年