ヤマダホールディングスが子会社再編 「ツクモ」運営会社やベスト電器など家電子会社をヤマダデンキに統合

» 2021年01月18日 21時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 ヤマダホールディングス(旧ヤマダ電機)は1月18日、同社グループの事業再編計画を発表した。この計画では、同社子会社の家電量販店運営会社を全てヤマダデンキ(※)に統合する旨が盛り込まれている。

(※)ヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)の家電量販店事業を2020年10月1日付で継承した会社

再編の概要

 ヤマダホールディングスによる家電量販店事業の再編は、同社の組織再編の一環として行われる。

 同社では既に、直営の家電量販店事業を2020年10月1日付で新設子会社のヤマダデンキに譲渡している。今回の再編計画ではさらに、家電量販店を営む以下の子会社をヤマダデンキが吸収合併することになっている。

  • ベスト電器
  • 黒川デンキ(ベスト電器の子会社)
  • 九州テックランド
  • マツヤデンキ
  • 星電社
  • 加藤商事(星電社の子会社)
  • Project White(ツクモの運営会社)
  • 沖縄ヤマダ電機

 合併の予定期日は沖縄ヤマダ電機のみ3月1日、その他の会社が7月1日となっている。

再編 組織再編後のデンキ(家電)セグメントの組織図

 Project Whiteの「ツクモ(TSUKUMO)」やベスト電器など、吸収合併される子会社には独自の屋号(店名)を掲げて事業を展開している会社もある。しかし、今回の再編計画は独自屋号に関する言及はない。

 ツクモ公式Twitterアカウントによると、今回の組織再編によりツクモの屋号は残るという。

 ベスト電器については、自社の屋号で運営する直営店やフランチャイズ店がある一方で、ヤマダデンキの「テックランド」の屋号に転換した直営店もある。今後「ベスト電器」の屋号がどうなっていくか注目したい。

再編後 事業再編後のヤマダデンキは、地域ごとに社内分社(カンパニー)を設立し、その傘下で各直営店を運営するようだ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月16日 更新
  1. 「JBL Tune 310C USB」レビュー USB Type-C接続×ハイレゾ対応でAndroidスマホやiPhone 15シリーズにもお勧め! (2024年04月15日)
  2. Amazonのタイムセールが「スマイル SALE」に変更 4月19日からゴールデンウィークセール開催 (2024年04月13日)
  3. Synology「BeeStation」はNASより便利な一面も 家族の“秘密”も守れるストレージ、共有リンクや写真管理もある (2024年04月16日)
  4. アキバでは散りはじめた桜 それでも桜デザインが注目を集める理由 (2024年04月15日)
  5. Googleが生成AI向け独自CPU「Google Axion」プロセッサを発表/Intel N100を採用した超小型コンピューティングモジュール「LattePanda Mu」 (2024年04月14日)
  6. これを待ってた! ロープロ版GeForce RTX 4060搭載カードがASUSから登場! (2024年04月13日)
  7. 玄人志向、M.2 NVMe SSDを2枚装着可能なUSB外付けスタンド クローン作成も可能 (2024年04月15日)
  8. 「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ (2024年04月16日)
  9. 自宅の「スマートロック」にありがちな誤解 家から締め出されないために心掛けている実践的な5つのこと (2024年04月12日)
  10. 8コア16スレッドのRyzen 9 7940HS×Radeon 780M搭載! 片手で握れるミニデスクトップPC「GEEKOM A7」の“強さ”をチェック! (2024年04月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー