売れ筋のCPUやグラフィックスカードの品薄傾向は先週からますます深刻化している。
週末には、CPUで人気のRyzen 5000シリーズはほとんどのショップで全ラインアップに売り切れの札が貼られており、GeForce RTX 3080搭載グラフィックスカードの在庫を見かけることもなかった。
その中でマイニング需要は続いているが、1月20日に米国で新政権が発足して暗号資産のレートが全般的に下がったことを受け、人気のGPUにも変化が生じているようだ。あるショップは「Radeonでいえば、RX 6000シリーズだと元がとれるまでかなりかかるレートになったので、20日以降はより効率的なRX 5700 XT/5700搭載カードに人気がより集中するようになりましたね。GeForceはRTX 3060 TiやRTX 2060あたりが人気でしたが、なかなかモノがなく……。いずれにしろ、ちょっと下のクラスにトレンドがシフトした感じです」と詳細に伝えてくれた。
グラフィックスカードの購入を1人1枚と限定しているショップも多いが、供給が停滞しているため、需要に対応しきるのは難しい状況だ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「マイニング需要の変化もあると思いますが、何しろモノがないですからね。売り場では体感しようがないところがあります」と話していた。
その他のパーツはどのような状況なのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.