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» 2021年02月18日 13時00分 公開

最軽量構成は1kg切り! Core H35×フルカーボンボディーの「VAIO Z」が3月5日登場 直販税込み26万700円から

約4年ぶりに「VAIO Z」の新モデルが登場する。Intelの第11世代Core H35プロセッサ(Tiger Lake)を搭載するハイスペックモデルながら、ボディーのほぼ全てをカーボン素材とすることで1kgを切ることに成功したことが特徴だ。

[井上翔,ITmedia]

 VAIOは2月18日、14型ノートPC「VAIO Z」の新モデルを発表した。ソニーストアとVAIOストアで販売する直販モデルは2月19日に受注を開始し、最短で3月5日に手元に届く。量販店モデルは3月5日から順次販売を開始する。最小構成の想定販売価格は、ソニーストアの直販モデルが26万700円(税込み、以下同)、VAIOストアの直販価格が27万2580円、量販店モデルが30万9800円となる。

VAIO Z 新しい「VAIO Z」(通常版、日本語キーボード)

VAIO Zの概要

 新しいVAIO Zは、第11世代Core H35プロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を搭載する、VAIO製ノートPCのフラグシップモデルだ。ボディーの4面に立体成型のカーボン素材を利用することで約958g(最軽量構成)を達成したことも特徴だ。米国防総省の物資調達基準である「MIL-STD-810H」をクリアする剛性と耐久性を確保しているという。

素材 天板、ディスプレイ面、パームレスト、底面にカーボン素材を用いることで軽量化を実現。
1.5VAIO Z 新しいVAIO Zは1.5台分でM1プロセッサを搭載する「MacBook Pro(13インチ)」と同等の重量になる

 CPUは以下の3種類から選べる。ただし、Core i7-11375Hは直販限定の「SIGNATURE EDITION」(後述)でのみ選択可能だ。

  • Core i5-11300H(3.1GHz〜4.4GHz、4コア8スレッド)
  • Core i7-11370H(3.3GHz〜4.8GHz、4コア8スレッド)
  • Core i7-11375H(3.3GHz〜5GHz、4コア8スレッド)

 Tiger Lakeでは、TDP(熱設計電力)をメーカーが定義できる仕組みを導入しているが、VAIO Zではその上限値(Core H35プロセッサの場合は35W)を引き出せるように日本電産と共同開発したデュアルファンを搭載している。羽根の配置を工夫することで、大きめの風量と静音化を同時に実現しているという。

ファン Core H35プロセッサの“全力”を発揮できるように、本体ファンは2基搭載されている(写真は5Gモデム搭載構成)

 メインメモリはLPDDR4X規格で16GBをオンボード搭載している。直販モデルでは8GB(Core i5選択時のみ)や32GB(Core i7選択時のみ)も選択可能だ。

 ストレージはPCI Express 4.0接続のSSD(NVMe規格)で、店頭販売モデルでは512GBを搭載する。直販モデルでは512GBに加えて256GB、1TB、2TBも選択可能だ。

SSD SSDはPCI Express 4.0接続。シーケンシャルリード(連続読み出し)速度は毎秒6GB超となる

 ディスプレイは14型非光沢液晶ディスプレイで、画面を180度開ける設計となっている。パネルのスペックは、以下のいずれかを選択できる。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)、1677万色表示
  • 4K(3840×2160ピクセル)、10億6433万色表示、HDR対応

 ディスプレイの上部には約207万画素のWebカメラを搭載している。フルHDでの撮影も可能で、Web会議の画質向上も容易だ。プライバシーへの配慮から物理的なシャッターも付いている。このカメラは赤外線(IR)撮影ユニットも統合しているので、Windows Helloの顔認証にも利用できる。電源ボタンには指紋センサーを備えているので、Windows Helloの指紋認証も使える。

180度開く 画面は180度開く設計となり利便性が向上した
カメラ Webカメラは顔認証対応で約207万画素。シャッターも付いている

 店頭販売の最上位モデルには、標準で5G(第5世代移動通信システム)通信モジュールが搭載される。直販モデルでもオプションで搭載可能だ。SIMカードはnanoサイズのものを利用できる。

 このモジュールはTelit Wireless Solution製のもので、国内の主要3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のSub-6帯の5G通信サービスに対応している。3キャリアにおけるIOT(相互接続性認証)も取得予定だという。アンテナの配置を工夫することで、スループット(実効通信速度)を最大限引き出せるとのことだ。

5Gモデム 店頭販売の最上位モデルには、Telit Wireless Solution製の5Gモデムが搭載される。先の写真にもあるように、このモデムもヒートシンクとファンによって冷却される設計となっている
5Gアンテナ 5G通信用のアンテナは画面上部に来るように工夫されている(写真の黄色とピンクのアンテナが5G通信用アンテナ)

 キーボードは新設計のものを搭載している。キーのストロークは約1.5mm、ピッチは約19mmで、LEDバックライト付きだ。店頭販売モデルではかな刻印のない日本語配列キーボードを搭載している。直販モデルでは、かな刻印のある日本語配列キーボードや、米国英語(US)配列キーボードも選択可能だ。

 4Kディスプレイモデルのことを想定して、タッチパッドは従来モデルから約190%の大きさのものを備えた。

キーボード 新設計されたキーボード。店頭販売モデルでは、写真のかな刻印のない日本語配列のものが搭載される
キーボード 写真のようなかな刻印のある日本語配列キーボードが必要な場合は、直販モデルでカスタマイズして購入する必要がある

 本体のポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子を、右側面にHDMI出力端子とThunderbolt 4(USB4)端子を搭載している。Thunderbolt 4端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPortによる映像出力を兼ねている。

 USB Type-A端子は一切備えないため、USB Type-Aプラグを持つ機器を付ける場合は変換コネクターが必要となる。VAIOでは、4K/60Hzの映像を2画面に出力できる純正の「Type-C 4Kマルチモニタードッキングステーション」を用意する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1を利用できる。先述の通り、一部の構成では5G通信も可能だ。

左側面 左側面
右側面 右側面

 ACアダプターは65W出力のコンパクトなものが付属する。バッテリー駆動時間(JEITA 2.0)は最長で約17時間(4K液晶構成)または約34時間(フルHD液晶構成)となる。

 VAIO Zには有償オプションとして、本体を3年以内に1度メンテナンスできる「メンテナンスパック」が用意される。標準コースでは本体メンテナンス(バッテリー交換込み)とクリーニングが、ワイドコースでは標準コースの内容に加えてキーボードユニットの交換も盛り込まれる。

SIGNATURE EDITION

 直販では、Core i7-11375Hを搭載する「SIGNATURE EDITION」も販売される。CPU以外の通常モデルとの違いは以下の通り。

  • 特別色の「シグネチャーブラック」を選択可能
  • キートップの「隠し刻印」を選択可能(日本語配列かな印字なし、US配列で対応)
SIGNATURE EDITION SIGNATURE EDITIONの限定カラー「シグネチャーブラック」では、カーボンの素材感を感じられるように繊維目をあえて見えやすくしている。オーナメントの色も通常カラーとは異なる(通常カラーも選択可能)
隠し刻印 SIGNATURE EDITIONでは、キー印字を見えづらくした「隠し刻印キーボード」(左)を搭載できる。日本語配列のかな印字なし、US配列で選択可能だ

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