Ryzen搭載モデルの中でもひときわ光る14型モバイルPC「mouse X4-R5」の魅力(3/4 ページ)

» 2021年03月02日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

Tiger Lakeを置き去りにする圧倒的なマルチスレッド性能

 ベンチマークテストの結果を見てみよう。今回、評価機はメモリ容量が32GB(16B×2)構成となっている。Control Centerで動作モードが選べたため、「パフォーマンス」と「エンターテイメント」両方のモードで計測している。

mouse X4-R5 テストに利用した評価機のスペック。本製品は32GB(16GB×2)のメモリを搭載している
mouse X4-R5 Control Centerユーティリティーで動作モードが変更できたため、「パフォーマンス」と「エンターテイメント」の両方でテストした

 mouse X4-R5は6コア12スレッド、TDP 35WのRyzen 5 4600Hの本来のパフォーマンスを発揮できているのか? それは、スコアを見れば一目瞭然だ。その裏付けになるのが、CINEBENCH R23のCPUスコアである。これはCPUに連続して最大負荷をかける内容で、スコアとして残るのは10分以上経過した後のスコアだ。短い時間だけ高性能というような製品では良いスコアは出ない。

 本製品は、パフォーマンスモードはもちろん、エンターテイメントモードでも比較対象のRyzen 5 4500U搭載機や第11世代のCore i7-1165G7搭載機を圧倒しており、もはやモバイルPCの枠を超えた領域に達している。PCMark 10でも動画エンコードやCGレンダリングなど、マルチスレッドで高負荷をかける内容が含まれるDigital Content Creationでは特に良いスコアがでている。

 一方、シングルスレッド性能の目安となるCINEBENCH R23のCPUシングルコアや、シングルスレッド性能の影響が大きいPCMark 10のEssentials(ビデオ会議、オンラインショッピングなど日常操作をシミュレートする内容)、また3D描画系のテストでは比較対象のCore i7-1165G7搭載機よりもスコアが低い。こちらは、本製品のスコアが低いというよりも、最新のTiger Lake搭載製品の良さもまたあると判断すべきだろう。

mouse X4-R5 CINEBENCH R23のスコア比較
mouse X4-R5 PCMark 10のスコア比較

 なお、本製品ではバッテリー駆動中にもテストを行っているが、PCMarkでは3つのシナリオ全てでスコアがガクンと落ちている。PCMark 10の周波数ログを見ると、AC駆動時は、ほとんどの工程でCPU周波数が4GHz付近で動作しているのに対し、バッテリー駆動時は2.5GHz付近で動作しており、処理の内容とブースト制御の相性が良くないのだろう。

 ただ、他のテストではPCMark 10ほど顕著な落ち込みは見られていない。実処理ベースのテストにおいても、Lightroom Classicでの現像出力は全く変わらず、Premiere Proでのプロジェクト出力時間も約9%の差なので許容範囲だろう。

mouse X4-R5 PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。バッテリーの残量が20%までで7時間5分動作した
mouse X4-R5 3DMarkのスコア比較。Core i7-1165G7搭載機には見劣るが、CPU内蔵グラフィックスとしては悪くないスコアだ
mouse X4-R5 Adobe Creative Cloudのテスト結果。Lightroom Classicでは4240万画素100枚の現像出力、Premiere Proでは約5分間の4K動画の書き出し(H.264)を行った

 最後に、気になる動作音や放熱設計を見ていく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月18日 更新
  1. IntelとAppleがチップ製造で暫定合意か/Microsoft製品の「Copilot」アイコンがフローティング表示に共通化 (2026年05月17日)
  2. 8TB SSDがまさかの50万円超え!? 連休明けのアキバで目立つストレージ高騰と注目の特価マザー (2026年05月16日)
  3. 湿気の多い日本はガラス製が人気? マウスパッドの最新トレンドと季節外れの桜電源などアキバ新作パーツ事情 (2026年05月18日)
  4. ノートPCの作業領域を劇的に広げる「15.6型 折りたたみトリプルディスプレイ」がタイムセールで8万982円に (2026年05月15日)
  5. 持ち運べる21型相当のディスプレイ! 14型×2画面でコスパに優れるアイ・オーのモバイルディスプレイ「LCD-YC1412DX」を試す (2026年05月14日)
  6. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  7. PCの自作やアップグレードに適した「CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5-6000 32GBキット」が15%オフの6万3490円に (2026年05月15日)
  8. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  9. ノートPCもキーボードも丸ごと運べる! 収納付き膝上テーブル「デスクエニウェア2」を試す (2026年05月15日)
  10. カバンに収まるコンパクトな「Ewin 折りたたみ式ワイヤレスキーボード」が32%オフの4746円に (2026年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年