続いて、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。まずは3DMarkとPCMark 10を使ってパフォーマンスをチェックする。
先述の通り、ROG Zephyrus G15はCPUにZen 3アーキテクチャを採用したRyzen 9 5900HS、GPUにGeForce RTX 3080を備える。特にCPUはRyzen Mobile 5000シリーズのハイエンドモデルだけに、GPUと合わせて存分に性能を発揮してくれるだろう。
まずは3DMarkを実行してみよう。今回はフルHD(1920×1080ピクセル)で描画するDirectX 12ベースの「Time Spy」と、解像度をWQHD(2560×1440ピクセル)に引き上げた「Time Spy Extreme」を試した。結果は次のようになった。
デスクトップのゲーミングPCにも匹敵する、かなり高めのスコアが出た。ROG Zephyrus G15の標準解像度であるWQHDでも好スコアをマークしており、ゲームを十分に楽しめそうだ。
続いてはDirectX 11ベースの「Fire Strike」を試す。こちらではWQHDで描画する「Fire Strike Extreme」と、4K(3840×2160ピクセル)で描画する「Fire Strike Ultra」も合わせて実行した。結果は下記の通りだ。
こちらも高いスコアだ。特にフルHDのFire Strikeでは優秀なスコアが出ている。
ゲームの解像度をフルHDにすると、165Hzのリフレッシュレートを存分に発揮して、かなり滑らかな画面でプレイできそうだ。
続いて、GeForce RTXシリーズの持ち味であるリアルタイムレイトレーシング(RT)機能を利用したベンチマーク「Port Royal」も実行した。スコアは次の通りだ。
こちらも、秀でたスコアを記録している。Port RoyalはGeForce RTX 20シリーズが発売されてからリリースされたベンチマークのため、GeForce RTX 3080を搭載するROG Zephyrus G15なら余裕のあるテストといえる。近年増加傾向にあるRT機能を採用したゲームタイトルも、十分に楽しめるだろう。
参考として、ミドルクラスPC向けの「Night Raid」とモバイル端末向けの「Wild Life」もテストした。
当然だが、非常に高いスコアとなった。これからハイスペックなPCに乗り換えたい場合や、同じノートPCでももっとリッチな体験を望む人にはピッタリなモデルといえそうだ。
続いて、ゲームタイトルでのパフォーマンスを見ていく。
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