4K×144Hzで日常が変わる! ASUSのゲーミングディスプレイ「ROG Strix XG27UQ」を試して分かったこと(1/2 ページ)

» 2021年02月10日 12時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

 近年、4K(3840×2160ピクセル)の画面表示に対応したTVが普及し、8K(7680×4320ピクセル)表示をサポートする機器も現れはじめた。PlayStation 5やXbox Series Xが代表的だろう。

 では、PC用のディスプレイではどうだろう。確かに4K表示に対応したモデルはあるが、どれも高価でリフレッシュレートも60Hzが一般的と、ゲーマーにはいまひとつピンとこない製品が多いのではないだろうか。

 ASUS JAPANが発売したゲーミングディスプレイ「ROG Strix XG27UQ」(以下、XG27UQ)は、画面サイズが27型(非光沢)でリフレッシュレートは144Hz。応答速度もMPRTで1msをうたい、NVIDIA GeForce RTX シリーズやAMD Radeon RXシリーズのGPUを使えば、DSC(Display Stream Compression)技術の力により、ケーブル1本で4Kの映像を144Hzのリフレッシュレートで出力できる。ハイクラスのPCを持っているコアユーザー向けのディスプレイだ。

XG27UQ 4K表示で144Hzに対応した27型液晶ディスプレイ「ROG Strix XG27UQ」。DCI-P3のカバー率は90%で、ゲーミング向け製品らしく底面部分を光らせることもできる

 先述のDSCは、VESAで規格化された映像信号の非可逆圧縮技術だ。リアルタイムな映像表示に優れ、低遅延を重視した低圧縮率圧縮法となる。DisplayPort 1.4やHDMI 2.1で高解像度かつ高リフレッシュレートの映像を表示するのに必要で、現在ではNVIDIAのGeForce RTX 20シリーズ以降や、AMDのRadeon RX 5700以上のシリーズが対応している。

 今回は4Kディスプレイとしての性能をPC版「デス・ストランディング」を使って、リフレッシュレート144Hzの力を「VALORANT」をスロー撮影して確かめる。

太めのベゼルと力強い主張が感じられる外観

 ボディーサイズは約633.6(幅)×269.5(奥行き)×436.5〜556.5(高さ)mmで、ベゼル幅は横が片側15mm、縦は片側20mmあり、ゲーミングディスプレイとしては太い印象だ。重量はスタンド込みで公称値が7.5kg(ディスプレイ単体は約5.1kg)と、こちらは一般的なゲーミングディスプレイに近く、持ち上げるとかなり重みを感じる。

XG27UQ 背面には、ASUSのゲーミングブランドである「ROG」のロゴが刻まれている。PCに接続するスタンド下部がAura Syncで輝く。ディスプレイ調整用の赤いスティックとボタンが背面に並ぶ
XG27UQ 一般的なディスプレイは狭い額縁がトレンドだが、本製品のベゼルは太めだ

 ディスプレイの高さは120mmまで調整でき、チルト角は-5〜20度まで、左右のスイベルは40度ずつに加え、90度のピボット(縦位置表示)にも対応していて、マルチディスプレイとして使用する際の位置調整なども楽に行える。

 なお、VESAマウントのネジ穴は100×100mmに対応する。付属品はDisplayPortケーブル、HDMIケーブル、ACアダプター、USBケーブル、キャリブレーションレポートなどだ。

XG27UQ チルト角は前後に25度となっている
XG27UQ 高さは標準状態で約436.5mmあり、上下方向は120mmまで調整可能だ
XG27UQ 縦位置での表示もサポートする

 インタフェースはDisplayPort 1.4×2(144Hz対応)、HDMI2.0×2(120Hz対応)、3.5mmのイヤフォンジャック、USB 3.0端子(Type-A)×2、USBアップストリーム端子を備える。やや気になったのは、ディスプレイの外装が出っ張っている関係でケーブルを接続しにくかったことだ。付属するケーブルカバーとデザインを合わせるために思えるが、少々煩わしく感じた。

XG27UQ インタフェースは背面にまとまっている。付属のカバーを取り付けるとケーブルが隠れる仕様だ
XG27UQ DisplayPortにケーブルを接続した状態。端子が奥まったところにあるので、ケーブルがやや装着しづらかった

 OSDメニューは応答速度を高めて残像を抑制する「オーバードライブ(OD)」機能やタイマーなどをオーバーレイ表示する「GamePlus」機能などのASUS製ゲーミングディスプレイによく搭載されている機能の他、HDRの表示方法をゲーム向けの「Gaming」と映画向けの「Cinema」で切り替えられるメニューを搭載している。こちらはHDR機能を有効化しないと選択できず、HDR機能を有効にすると明度やコントラストの調整が無効化される。

 ちなみに、画面輝度は標準350カンデラ、最大400カンデラで、本製品はHDR10やDisplayHDR 400をサポートする。

XG27UQ ディスプレイ調整用のOSD画面。映像の暗部を視認しやすくする「Shadow Boost」をオフにした場合
XG27UQ こちらはLevel3にした場合。ビリヤードの球の影が明るくなっている
XG27UQ GamePlus機能の項目
XG27UQ HDR機能の項目。メニューは日本語も選択可能だ

 早速、PCに接続してゲームをプレイしてみよう。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー