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» 2021年03月15日 12時00分 公開

10.3型ながら300g台の激軽E Inkノート「Supernote A5 X」を使ってみた(前編)Androidタブレットを試す(1/3 ページ)

10.3型の大画面を採用したE Ink電子ペーパー「Supernote A5 X」。実際の使い勝手はどうなのか、実機を使ってじっくり試してみた。

[山口真弘,ITmedia]

 Ratta Smart Technology(ラッタ)の「Supernote A5 X」は、10.3型のE Inkスクリーンを採用したデジタルノートだ。付属のスタイラスペンを使って手書きでノートが取れることに加え、PDFやWordファイルなどのビューア機能を搭載し、さらにKindleアプリまで動作するスグレモノだ。

 クラウドファンディングを経て一般販売が開始された本製品について、前編では基本的な使い方の紹介、後編ではノート機能およびKindleアプリのレビューをお届けする。

Supernote A5 X 「Supernote A5 X」。付属のスタイラスペンを使って手描きでノートを取れる。実売価格は税込み5万9800円だ

iPadと同等サイズながら重量は約100g軽量

 本製品はGoogle Playストアこそサポートしないものの、OSにAndroid 10を採用しており、つまりE Ink電子ペーパー採用のAndroidタブレットということになる。メニューは日本語が多少怪しいところもあるが、フォントも含めて違和感はほとんどない。もちろん技適についても取得済みだ。

 まずは基本的なスペックから見ていこう。画面サイズは10.3型で、画面解像度は1872×1404ピクセル(226dpi)だ。現行のiPad(10.5型、264ppi)とはほぼ同等ということになる。

 本製品の大きな特徴は薄さ、そして軽さだ。本体の厚みは実測約6.5mmで、iPad(7.5mm)とiPad Air(6.1mm)の中間だが、裏面に突起がなく完全にフラットなため、薄さは際立っている。重量も実測で373gと、10型クラスのデバイスとしては際立って軽量だ。

Supernote A5 X 画面サイズは10.3型だ。スタイラスペンが付属する
Supernote A5 X 背面はほぼ無地となっている。スピーカーなどの音声出力機能はない
Supernote A5 X iPad(右)との比較。画面サイズ、ボディーサイズともにほぼ同じだ
Supernote A5 X 厚みもほぼ同等である
Supernote A5 X 本体右上に電源ボタンを備える。音量ボタンは省かれている
Supernote A5 X 底面にUSB Type-Cポートを備える
Supernote A5 X 本体裏面の溝は、付属のカバーに固定するためのギミックだ
Supernote A5 X カバーにあるガイドと本体の溝を合わせ、上から下へとスライドさせる
Supernote A5 X 画面右のスライドバーを下にスワイプするとメニューが表示される
Supernote A5 X 重量は373gだ。iPadが約490g、iPad Airでも約458gあることを考えると軽さは際立っている

 CPUはクアッドコアで、メモリは2GB、ストレージは32GBを搭載する。一般的なAndroidタブレットと比較するとメモリ容量がやや心もとないが、本製品はE Inkノートであり、同列に比べるのは野暮だろう。動作速度にどう影響するかは、追ってチェックする。ちなみにメモリカードには非対応だ。

 本体上部に電源ボタン、下部にUSB Type-Cポートがあり、側面には何もない。上部にある電源ボタンの隣には電源投入時や充電時に点灯するLEDがある。バッテリー容量は3800mAhで、1日に数時間使ったとしても、週1回程度の充電で十分とされている。中には、1カ月程度充電なしで使うような人がいるかもしれない。

 操作は基本的にタッチ操作で行うが、特徴的なのは画面の右側にあるスライドバーだ。これはメニューの開閉などを行う縦長のタッチインタフェースで、画面とは独立して存在している。次のページで詳しく見ていく。

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