インストール手順も見ていこう。本製品はあくまでデジタルノートということで、一般的なAndroidデバイスのように、Wi-Fi設定やGoogleアカウントへのログインといった初期設定は不要で、デジタルノートとして使うだけであれば、言語設定だけでいきなり利用できる。Wi-Fiなどの設定は必要に応じて個別に行う仕組みだ。
本製品の基本操作として覚えておくべきなのは2つある。1つは画面上部を下にスワイプすると表示されるツールバーだ。Wi-Fiのオン/オフやクラウド同期、スクリーンショット、検索といったツールや、設定画面へのアクセスが行える。このツールバーは切り離して画面の別の位置に置くこともできる。
もう1つは、画面右のスライドバーだ。上から下にスライドするとメインメニューが表示される他、下から上にスライドするとE Ink特有の残像を消すためのリフレッシュが行われる。
ただしこのスライドバーは、スライドの方向(上→下)とメニュー出現の向き(右→左)が一致しないこともあり、あまり直感的とは言い難い。スワイプの距離が足りずに反応しないことも多く、メニュー表示とリフレッシュ、2つのボタンを並べるだけで済んだ気もしなくはない。このバーならではの操作が今後追加されることを期待したい。
メインメニューには「最近」「ドキュメント」「ノート」「抜粋」「ファイル」「メールボックス」というメニューが並んでいる。次回の後編で触れるKindleアプリのインストールが完了すれば、Kindleのアイコンが下に並ぶようになる。言うなればホーム画面という位置づけだ。
ドキュメントとファイルの違いが分かりにくいが、ノートで作成した「.note」形式のドキュメントやPDFなどが並ぶのがドキュメントで、その他の画像ファイルも含めたフォルダーが表示されるのがファイルという位置づけだ。ドキュメントについてもタイトルが「ファイル」となっているので、なおややこしい。
続いて、スタイラスペンを見ていく。
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