セットアップでは、ネットワーク経由での検出に失敗する確率も高い。筆者は従来モデルも含め、一発で検出できた試しがなく、そのたびにファクトリーリセットが求められるのでかなりのストレスだ。忍耐強くやらないと途中でつまずいて、それっきりになることがあるかもしれない。初心者にはお勧めしにくい部分だ。
以上の設定を根気よく行って利用可能にしてから、家電製品の登録を行う。AlexaまたはGoogle アシスタントと連携すれば、スマートスピーカーから使えるようになる。
Alexaの定型アクションや、Google アシスタントのルーティンに組み込んで、他のデバイスとセットでオン/オフすることも可能だ。今回は試していないが、カスタムスキルにも対応しており、Siriショートカットも利用できる。
本製品には温度/湿度/明暗センサーが組み込まれており、アプリから簡単に参照できる。センサーを内蔵したスマートリモコンは他にもあるが、本製品のアプリでは常時画面の下段に表示されており参照しやすい。
ただし、室温が何度以上/以下になったらエアコンの運転を開始する、暗くなったら照明をつけるなど、センサーをトリガーとしたマクロに対応しないのは痛い。従来モデルの照度センサーから本製品では明暗センサーへと変更され、3段階でしか検知できなくなったのもマイナスだ。
また使っていて気になるのが、LEDが非常にまぶしいことだ。競合製品であるNature Remo miniの最新モデルの場合、特定の方向からでないと点灯状態が分からないほどLEDが目立たない設計になったのに対し、本製品はダイオードそのものが露出しているので、この上なくまぶしい。寝室ではなるべく目に入らないレイアウトで配置する必要がある。
最後に、反応速度をチェックした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.