3月19日の午後7時、AMDの新GPU「Radeon RX 6700 XT」を搭載したグラフィックスカードが一斉に売り出された。価格は7万7000円前後〜11万3000円前後だ。2020年11月に搭載カードが登場した「Radeon RX 6800」の1つに下に位置づけられるGPUで、RDNA 2アーキテクチャを採用した4つめのラインアップとなる。
各ショップで複数メーカーのモデルを入荷しており、「初回入荷としてはたくさん入りましたね。予想の3倍ほど」(パソコンSHOPアーク)といった声も聞かれた。
ユーザーの反響も大きく、初回入荷分は発売前の整理券配布時点で売り切れるモデルが相次いでいる。特に人気があるのはリファレンスモデルだ。ドスパラ秋葉原本店は「今回は価格の幅が広いこともあって、比較的低価格なリファレンスモデルに注目が集まっていますね」という。
出足は上々ながら、最近のミドルレンジ〜ハイエンドクラスとしては在庫が店頭に確保されるとの見方が強い。あるショップは「マイニング性能はあまり高くないようで、そちらからは荒い鼻息が聞こえてこないですね。一部転売目的でショップをハシゴしている人も見かけますが、本来的な目的(ゲームをしたい)で狙っている人が中心だと思います」とうれしそうに話していた。
一方で、ここに来て売れ行きが突然変わったカードもある。
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