アキバ界わいのショップで3〜7万円台のグラフィックスカードは、先週スポットで出回った「GeForce RTX 2060 GAMING Z 6G」も在庫が底をつきており、GeForce RTX 3060を除いて相変わらず枯渇している。
そこにきて今週は、MSIからRadeon RX 5500 XT搭載カード「Radeon RX 5500 XT GAMING X 8G J」が登場した。3万8500円前後(税込み、以下同)で複数のショップの店頭に並んでいる。同GPU搭載カードは2019年12月に2万円台で売り出されており、久しぶりのニューフェイスとなる。
入荷した某ショップは「当時と比べると値段が上がってはいますが、貴重なミドルレンジクラスの選択肢ですね。本来の目的でグラフィックスカードを探している人に、少しでも多く届けばいいなと思います」と本音をのぞかせる。
供給不足に加え、「1人1台」や「1グループ1台」のルールをかいくぐろうとする一部の買い手の動きは相変わらずだ。別の店舗では「ビットコインがまた上がりましたしね。最近は転売やマイニング目的での集団購入を隠そうともしない人もいて、それでも毎回同じお願いをするしかなく、正直むなしくなったりしますね」という愚痴も聞こえてきた。
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