USB Type-C×2およびmini HDMIポートは本体左側面にまとめられている。USB Type-Cケーブルの場合は給電と信号伝送が1本でまとめて行え、HDMIの場合はHDMIケーブル以外に別途USBケーブルによる補助給電が必要になる。
ざっと使って気になったのは視野角で、公称では上下/左右それぞれ170度となっているが、実際にはそこまで広くないように見える。何人かで左右からのぞき込んで見る場合、端の方がやや暗く感じる場合があるかもしれない。
OSDメニューの項目数は控えめだ。操作は本体左側面上にあるボタンを使って行うが、項目の決定と上下選択とボタンが計3つしかなく、1つ前の画面に戻るには決定ボタンを長押しするという、やや特殊な操作方法をとる。あまり採用例がないインタフェースゆえ、慣れるまでは少々時間がかかる。
ちなみに上下の三角ボタンを直接押すと、バックライトとボリュームの調整が行える。このバックライトは、メニューの中にある「明るさ」とは別物で、こちらの方が画面の明るさへの影響が大きい。USB Type-C接続ではいったんゼロに設定されるため、画面が暗いと感じたら、まずはこちらを確認しよう。このあたり、少々分かりにくい印象はある。
これ以外で実際に使って気になったのは、スタンド兼用カバーが一般的なマグネット吸着式ではなく、手締め式のネジで背面の2カ所を留めるという、珍しい仕様であることだ。ネジの頭が露出したままになるため、バッグの中に入れた時にひっかかりやすく、他のものを傷つける可能性があるのがネックとなる。
特にノートPCと重ねてバッグの中に入れる場合、これらのネジがノートPCを圧迫して画面などの破損につながる恐れがあり、やや気を使う。後述する専用スタンドを使わずにモバイル用途でのみ使うならば、ネジを使わずにマジックテープで固定するなど、一工夫した方がよいかもしれない。
続いて、ユニークな付属品をチェックする。
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