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» 2021年04月07日 12時00分 公開

もっと情報量が欲しい? 4K対応のモバイルディスプレイで予想以上に在宅ワークがはかどった(1/2 ページ)

在宅ワークやモバイルワークで重宝するモバイルディスプレイ。主流は15.6型でフルHD表示に対応したモデルだが、4K表示に対応したモデルも存在する。ここでは、タッチ操作に対応した「Sculptor MU140LA」を使ってみよう。

[渡辺まりか,ITmedia]

 できるだけ外出を控えて、場所を問わずできる仕事は自宅内で――そんな“ニューノーマル”で物事を考えなければならない時代がやってくるとはつゆ知らず、モバイルディスプレイを導入したのが2019年の話だ。それ以来、PC USERにもたびたび登場している、ユニークの15.6型モバイルディスプレイ「PROMETHEUS MONITOR 15.6 FHD」を使っている。

 本体が約600gで、カバー込みでも約1004gなので、ひょいひょいと持ち歩いていたし、自宅内でもあちらこちらと移動しながら仕事するのに便利に使っていた。

 とはいえ、フルHD(1920×1080ピクセル)の画面解像度だと、1画面に表示できる情報量が少なく感じる。出先やカフェなどと異なり、自宅であればディスプレイと目の距離が近いこともあり、もう少し字が小さくても内容を確認できるのになぁ……と考えていた。

 そのような折に、クラウドファンディングサイト「Makuake」で「Sculptor」(スカルプター)なるものを発見し、脊髄反射的にポチッとしてしまった。

Sculptor MU140LA 14型で4K(3840×2160ピクセル)表示に対応したモバイルディスプレイ「Sculptor MU140LA」
Sculptor MU140LA 出資を募っていたMakuakeのWebページ。達成率は1万2771%とすごいことになっている
Sculptor MU140LA 配達は「2020年10月末までにお届け予定」との表記がある。こういうものはあくまで目安と考えているが、10月11日には到着して驚いた

14型で4K表示に対応したSculptor 付属品も充実

 Sculptorは、10点マルチタッチディスプレイを搭載したMU140LAと、非搭載のMU140LRという2バージョンを展開している14型モバイルディスプレイだ(以下、特段の記載がない限り、MU140LAについて説明する)。解像度はHDR対応の4K(3840×2160ピクセル)で、愛用のPROMETHEUS MONITOR 15.6 FHDの4倍にあたる情報を表示できる。

 ボディーサイズは約320.3(幅)×205.8(奥行き)×5〜13(厚さ)mmと、PROMETHEUSに比べてコンパクトになったが、重量は約785gと重くなる。とはいえ、Sculptorはキックスタンド式であることと、ディスプレイ保護フィルムが付属してきたこともあり、付属物なしで持ち歩けるので、総重量としてはPROMETHEUS MONITOR 15.6 FHDより軽量になったということもできる。

Sculptor MU140LA Serfaceなどと同じキックスタンド式を採用する。スタンドは90度まで開く。左側面に2基のUSB Type-Cポートと、mini HDMIポートを備える

 最近の定番スタイル通り2基のUSB Type-Cポートを搭載しており、ケーブル1本で映像と電力のやり取りが可能だ。余ったUSB Type-Cポートに電源をつなげれば、PCへ給電することもできる。既に発売は終了しているが、12インチMacBookでは、ポートが1つしかないため、この仕様はありがたいだろう。

Sculptor MU140LA 右側面に3.5mmのイヤフォンジャック、Micro USBポート、電源のオン/オフやディスプレイのOSDを表示するスイッチがある

 もちろん、ゲーム機やレガシーなノートPCにも対応すべく、mini HDMIポートも搭載する。USB Type-C端子を搭載したPCであれば、SculptorのUSB Type-Cポートにケーブルを接続しておくことで、タッチ操作が可能になる。大画面(物理的には小さい画面だが)でマウスカーソルを移動させるのは大変だが、これならアクティブウィンドウの移動はタッチ操作だけで済む。元のウィンドウに戻るのも、キーボードショートカットの「Alt」+「Tab」キーだけなので楽に行える。

 Sculptorが内蔵しているスピーカーの音量やディスプレイの明るさ、コントラスト比などの調整は、右側面のスイッチを押し込んで表示されるメニューから行う。なお、消費電力が最小で15Wと高めのため、接続しているノートPCによってはタッチ操作ができないことがある。そのような場合は、別途USBアダプターなどの電源を接続しよう。

Sculptor MU140LA スイッチを押して表示されるOSDの画面。タッチ操作でも値を変えられるが、供給電力が足りないとタッチ操作は行えない

 付属品はUSB Type-C→USB Type-Cケーブル×2、USB Type-A→USB Type-Cケーブル、mini HDMI→HDMIケーブル、MicroUSB(オス)→USB Type-A(メス)変換ケーブル、ACアダプターとなっており、かなり盛り沢山な印象だ。

Sculptor MU140LA 左からUSB Type-C→USB Type-Cケーブル、USB Type-A→USB Type-Cケーブル、mini HDMI→HDMIケーブル、MicroUSB(オス)→USB Type-A(メス)変換ケーブル、ACアダプターとなる。ACアダプターの出力は30Wだ

 特に、USB Alternate Modeに対応しているUSB Type-Cケーブルが2本も付属するのはありがたい。別途購入しようとすると出費がかさんでしまうからだ。

 細かいところでは、MicroUSB(オス)→USB Type-A(メス)変換ケーブルを使うことで有線タイプの外付けキーボード、またはマウスを使うことも可能だ。ノートPCではあまりメリットを感じないという人もいるだろうが、どのPCで作業するにも愛用の外付けキーボードを使いたいという人にはうれしいポイントだろう。また、HUAWEIやSmasungの上位モデルのように、デスクトップモードを搭載したスマートフォンと接続し、簡易PCとして使う場合でも役立つ。

Sculptor MU140LA デスクトップモードを備えたスマホと接続したところ。スマホ本体をタッチパッドにして、外付けキーボードを接続すれば、“なんちゃってPC”の完成だ。テキスト入力など簡易な作業であれば、これだけで済ませられる

 早速、ノートPCと接続して使ってみよう。

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